【秋の夜長の“サードプレイス”】
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(2025年9月29日付 Sept 29th)

デイリーレポート

当店10年ぶりの出演者を交えて美しいフルートの音色が店内を満たした夜

当店10年ぶりの出演者を交えて美しいフルートの音色が店内を満たした夜

Kyoko

2025年10月03日 金曜日

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10/2(木)は《酒井麻生代フルートクァルテット》酒井麻生代(fl) ジョナサン・カッツ(pf) パット・グリン(b) 加納樹麻(ds) さん

▶空はもう秋晴れの感じだった昨日の夜は《酒井麻生代フルートクァルテット》で酒井麻生代(fl) さんとバックトリオは ジョナサン・カッツ(pf) パット・グリン(b) 加納樹麻(ds) さん。ジョナサン・カッツさんを当店の出演履歴で調べたら何と10年前の2015年の冬、中村健吾(b)さんのトリオで出演されていました。私が忘れるのも無理ないですね。でもお顔を見たら思い出しました。
▶細身で美しい酒井さんはクラシックでしっかり勉強なさっているので音色が綺麗でテクニックも素晴らしく、自由自在に吹いている感じでした。バックのトリオも彼女の良さをよく理解して気持ちの良いサポート。上質なサウンドが店内を包み込みました。気候も涼しくなってお客さまもリラックスして楽しんでおられました。とても良かったので次回を早速ブッキング。メンバーのスケジュール調整して来春になります。ぜひ来年のスケジュールをチェックしてください。お待ちしています。
◉ステージレポートはまた倉田さんが入らしていたのでお願いしました。
まずは麻生代さんの演奏曲メモから。
▶1st.set…酒井麻生代作♪Bring the Light…最新アルバムのタイトル曲でライトな曲で明るさと透明感のある曲。ジョナサン・カッツ作♪Twilight’s Caress…黄昏どきの優しい雰囲気を描いた抒情的な曲。秋の定番曲♪Autumn Leaves (枯葉)、♪ Autumn Nocturne (秋の夜想曲)。この2曲は一昨夜のステージでも演奏されましたので曲のコメントは省略)。麻生代作新曲♪Skepticism…意味は「懐疑的な」で探究心あふれるフレーズの曲。
▶2nd.set…ヴィブラフォン奏者ボビー・ハッチャーソンの代表作♪Little B’s Poem。麻生代作♪Paddy Field (田んぼ)…食糧不足や環境問題への思いを込めた作品。T.モンク♪I Mean You。ジョナサン・カッツ アレンジの唱歌♪Aka tonbo (赤とんぼ)。チック・コリア♪500 Miles High。アンコール曲は麻生代作 「平和を願って」♪Peace…ラストに相応しい静かな曲でした。
======以下は倉田さんの facebook 投稿より転載 させていただきます。
▶メンバーがステージに登場し、酒井さんがご挨拶とメンバー紹介をされ、酒井さんのアルバムのタイトル曲♪Bring the Light の演奏が始まります。酒井さんがゆったりとフルートを吹き、柔らかい音から華やかな音になっていきます。演奏が走り出し、酒井さんのフルートソロになります。酒井さんは、すっと真っすぐに立ち、明るい音色を響かせ、演奏が進むにつれ複雑な音を放って、刺激的に吹いていきます。
▶ジョナサンさんのピアノソロになると、酒井さんは観客が観やすいようにステージ左に移動します。ジョナサンさんは、力強く滑らかに弾き、呟くようにして力感を増していきます。加納さんが呼応して大きくドラムスを叩きます。パットさんのベースは、一音がとても強く豪快な演奏です。ソロパートになるとダイナミックでパワフルな音を残響長く響かせます。弦を叩いては弾き指を走らせ、情感豊かな音で歌うように弾いていきます。アンサンブルになり、酒井さんがセンターに戻って、伸びやかな音色でフルートを吹いていきました。
▶ジョナサンさんがこの夏に書いた新曲♪Twilight’s Caress では、ジョナサンさんがにこにこしながらピアノを弾いていき、酒井さんがリズミカルに軽く踊るようにして躍動感豊かにフルートを吹いていきました。
▶秋にちなんだスタンダード曲♪Autumun Leaves では勢いよく疾走していく演奏に、♪Autumn Nocturneでは、しみじみとした情景を描く演奏になりました。クラシックが基本にある酒井さんのフルートを中心に、とても芸術性の高い演奏と感じます。
▶酒井さんの新曲♪Skepticism (懐疑的) では、加納さんが豪快に叩き続け、近くの席にいると危険を感じるような(?!)スリリングなドラムソロを披露されました。
▶2nd.セットではさらにバラエティーに富んだ選曲となり、酒井さんのオリジナル曲、スタンダード曲、さらには日本の童謡のジャズアレンジ曲を演奏されました。
▶ワルツの♪Little B’s Poem では、酒井さんが複雑な音を色彩豊かに変化させ、独特の華やかな抑揚でフルートの音色を響かせます。♪Paddy Fieldは、田んぼという意味ですが、酒井さんがコメが無くなったスーパーマーケットの帰り道に、怒りの気持ちを込めて作ったという楽しいモチーフの曲でした。酒井さんは凛とした風情でフルートを吹いていきます。
▶パットさんをフィーチャーした♪I Mean You では、ベースソロを響きの良い音でリズミカルに弾いていき、パワフルな高い音で情感を煽ります。日本に住んで長いジョナサンさんが素晴らしい曲と話す 「赤とんぼ」 は、ジョナサンさんのオリジナルアレンジで演奏されました。酒井さんがテーマを吹きジョナサンさんが粋なフレーズで弾いていきます。
▶♪500 Miles High は、ピアノソロ、フルートソロ と華やかな演奏になっていき、ドラムソロで速度を上げ大迫力の演奏になりました。アンコールでは酒井さんが平和を願って書いた曲♪Peace をしっとりと演奏され、この日のライブの余韻を残しました。
▶酒井さんの伸びやかで美しいフルート、ジョナサンさんの粋なフレーズを弾くピアノ、パットさんのパワフルなベース、加納さんのスリリングなドラムスで、秋らしい一日の夜に、優雅な時間を過ごさせていただきました。

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