【The Final Groove】
52年目のセッションは
いよいよ最終楽章へ
9月後半のスケジュール公開
(2026年8月15日付 Aug 15th)

デイリーレポート

素晴らしくよく鳴り響く楽器が対等に歌い会話する素晴らしいステージ!!

素晴らしくよく鳴り響く楽器が対等に歌い会話する素晴らしいステージ!!

Kyoko

2026年09月11日 金曜日

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9/10(木)は【BODY&SOUL Special】《Carmen Staaf & Jorge Roeder》カルメン・スターフ(pf)さん とホルヘ・ローダー(b)さんのデュオステージ

▶昨夜は当店最後の【BODY&SOUL Special】で《Carmen Staaf & Jorge Roeder》 カーメ・スターフ(pf) さんと ホルヘ・ローダー(b) さんのデュオ・ステージ。毎日のように様々なピアニストが同じピアノを奏でますが、昨夜のカーメンさんのピアノは鳴りが違いました!! ピアノの芯の音が素晴らしい音で鳴り響き聴こえてきました。ホルヘさんのベースも、派手なことはしないけど、しっかりスウィングして刻む素晴らしいベースでした。
▶お二人ともとても知的で、演奏曲もお二人のアルバム 「DUO」 の収録曲を中心にジャズが好きな人ならよくご存じのスタンダード曲とオリジナル曲で、ピアノとベースが対等に会話をする感じの素晴らしい演奏を繰り広げられました。私の大好きな曲♪The Peacocks のアルコ(弓)演奏も素敵で、私には日頃の疲れが吹っ飛んだような心地いいステージでした。後でネットで調べたら、カーメンさんは長いことD.Dブリッジウォーターさんの音楽監督を勤めておられたらしく、色々を納得すると同時に、ぜひDDさんのことを聞きたかったなぁ、と。
▶1st.set…
二人のアルバム 「DUO」 よりセロニアス・モンクの♪We See /軽やかにスウィングするワルツ♪Walts For Julian⋯ピアニスト ジュリアン・ショアに捧げて /映画 「Thrill of a Romance 」 よりスタンダード曲♪I Should Carea⋯ 「DUO 」 収録曲 /お店に一緒に来られていたジュリアン・ショア作♪Moonstone(月長石) /トロンボーン奏者J.J.ジョンソンのバラード♪Lament⋯ これも 「DUO」 収録曲 /ミュージカル 「Flying Colors 」 よりアーサー・シュワルツ♪Alone Together /ピアニスト B.パウエル♪Wail (意訳=猛烈にスウィングする) 。
▶ 2nd.set⋯
ホルヘ・ローダー作♪Bus 43-55 /カーメン作♪NY Landing (NYに到着) /カーメン作♪Evergreen⋯アルバム 「DUO 」 収録曲 /ピアニスト ジミー・ロウルズのバラード♪The Peacocks /T.モンクのラテンテースト曲♪Bye-Ya (ス語=Vaya さぁ行こう) /マイルス バンドの演奏で知られるソニー・ロリンズの♪Airegin⋯Nigeria (ナイジェリアの逆読み) /アンコール曲は名盤 「My Spanish Heart 」 収録曲チック・コリアの♪Armando’s Rhumba (アルマンドのルンバ=チック・コリアの本名はアルマンド) /ピアニストのジュリアン・ショアさんがシットインされ、ホルヘさんとデュオで、ジョージ・バスマン♪I’m Getting Sentimental Over You /最後はトミー・ドーシー楽団のテーマ曲♪I’m Getting Sentimental Over You で終演でした。
=======【倉田レポート】=======
ピアニスト カルメン・スターフさんとベーシスト ホルヘ・ローダーさんの来日ライブ【BODY&SOUL Special】のステージは、お二人のアルバム 「DUO」 収録曲を中心に、スタンダード曲とお二人のオリジナル曲を演奏されました。
▶ステージにお二人が登場し、カーメンさんが力強いタッチでピアノを弾き始めます。そのピアノの鳴りの良さに驚かされます。ホルヘさんのベースが穏やかな音色で続きます。ピアノソロになりカーメンさんは速度を上げて華やかに弾き進みます。精密でパワフルな打鍵で演奏が進みます。
▶ホルヘさんのベースソロになり、低く落ち着いた音を響かせます。目を閉じ微笑みながら速度を上げていきます。独特の抑揚で歌うようにして弾き進みます。続いてピアノとベースが交互に前に出て、音のやり取りをしながら♪We Seeを演奏していきます。
▶カーメンさんの弾くピアノは、なぜこれほど鳴りが良く音色がパワフルに響くのだろうと感じさせます。ホルヘさんは右手の指の腹で強く弾き、指先を弦の上で走らせたり弦に沿って動かし緩やかな音を奏でたり、緩急強弱残響を自在に操るだけでなく、多彩な奏法と音色で観客を魅了します。
▶1st.セットで7曲、2nd.セットで6曲にアンコール2曲と、テンポ良く演奏が進んでいきます。
▶圧巻はホルヘさんがアルコで演奏された♪Peacocks でした。ホルヘさんが弓を持ち低い音でゆったりと弾き、情緒的な演奏を披露します。カーメンさんが水の流れのような静かな音で続き、ホルヘさんはテーマを弾いていきます。ピアノソロではくっきりとした音を響かせ綺麗なフレーズを弾き、ホルヘさんは弓を持ったまま指でベースを弾いて寄り添います。高い音で弾くピアノと穏やかな音で弾くベースの音が絡み合い、ホルヘさんは再びアルコでこの曲の情感を深く描いていきます。美しい演奏に観客は酔いしれます。
▶1st.セット、2nd.セットの最後の曲の演奏前に、カーメンさんはBODY&SOUL で演奏ができて光栄と述べ、Kyokoママに感謝の言葉をおくりました。
▶アンコールでは、まずお二人で♪Armando’s Rhumba を力感豊かに演奏された後、会場に来られていたピアニストのジュリアン・ショアさんがシットインされ、ホルヘさんとデュオで一曲♪I’m Getting Sentimental Over You を演奏されました。
▶長年、BODY&SOULにお世話になったプロモーターの方からは、Kyokoママに花束が贈呈され、終演となりました。
▶カルメン・スターフさん、ホルヘ・ローダーさんの素晴らしい演奏は、BODY&SOUL のラストスパートを華やかに盛り上げ強い印象を残しました。こうした【BODY&SOUL Special】を聴くことができなくなるのは本当に残念に思います。

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