デイリーレポート
ここでの最後の演奏もユニット名通りよく響き心揺さぶるステージ!!
9/22(火/祝)はデイタイムライブ《椎名豊 Inspired Swing Trio+1》椎名豊(pf) パット・グリン(b) 広瀬潤次(ds) 中島朱葉(as) さんのクァルテット
▶雨も上がったシルバーウィークの中日はデイタイムライブで椎名さんの長年レギュラートリオにアルト奏者 中島朱葉(as) さんが加わる《椎名豊 Inspired Swing Trio+1》のクァルテット。綺麗で繊細な朱葉さんのアルトがどう絡むか、私も楽しみでした。朱葉さん緊張されたと思いますが、伸び伸びと演奏されました。椎名さん当店最後の演奏です。スタンダード曲を軸に椎名さんのオリジナル曲を、朱葉さんのアルトが活きる選曲ステージで、ユニット名通り心揺さぶるよくスウィングする演奏でした。
▶1st.set…
スタンダード曲アルトがよく歌うバラード♪The End of a Love Affair (恋の終わり) /ビバップの難曲 T.モンク♪Four in One/椎名豊作ヴォサノバの香り♪Summer Mist (夏の霞)/ミュージカル 「Girl Crazy」 より G&I ガーシュイン兄弟のラブソング♪Embraceable You/椎名豊作 初期のアルバム「Movin’ Forces」 収録曲♪Movin’ Forces。
▶2nd.set…
椎名豊作 ’15年の同名アルバムのタイトルチューン♪Future Swing/椎名豊作’09年の同名アルバムのタイトルチューン♪Walkin’ in the Clouds/メロディアスなアルバム/椎名豊作♪Dance Swing/椎名豊作バラード♪In the Dusk (夕暮れの中で)/椎名豊作バラード♪River/椎名豊作♪Tuck-A-Way (tuck away=心の奥にそっとしまっておく⋯)/ブレイキー・バンドの大ヒット曲ボビー・ティモンズのハードバップ代表曲♪Moanin’ でノッて終演でした。=======【倉田レポート】=======
ジャズピアニスト椎名豊さんトリオのレギュラーメンバー に 中島朱葉(as) さんをゲストに迎えて、椎名さんのオリジナル曲とスタンダード曲が演奏されました。
▶事前に予約が締め切りとなり客席は満席となりました。バンドメンバーがステージに登場し椎名さんがご挨拶とメンバー紹介をされ、勢いよく強いタッチでピアノを弾き始めます。パットさんのベース広瀬さんのリムショット シンバル、そして中島さんのアルトサックスが続きます。
▶アルトソロになり、中島さんが豊かな音量伸びやかな音色で吹き進みます。勢いを増していくとトリオが呼応して大きく並走。さらにパワフルに複雑で刺激的な音で吹き、ソロパートが終わるとすっとステージに向かって右側に移動して、椎名さんのピアノソロに繋ぎます。
▶椎名さんのピアノソロになり、鳴りの良い音を響かせながらぐんぐん弾いていきます。シャープなタッチで速度を上げ、高速道路を疾走する車の運転のようにスリリングな演奏になり、パットさん広瀬さんと強いグルーブ感を生み出します。中島さんがセンターへ戻り、広瀬さんのドラムソロになります。軽やかにドラム シンバルを叩き爽快なドラムサウンドを放って観客を魅了し、華やかなアンサンブルで♪The End Of A Love Affair の演奏を結び椎名さんはうんうんと頷きます。
▶この後、1st.セットではスタンダード曲と椎名さんのオリジナル曲を交互に演奏されました。♪Four in One では、パットさんが豪快なベースソロを披露します。強靭な右手指でくっきりとした分厚い音を響かせ弾いていき、速度を上げ力感を増していきます。この聴き惚れる音色はパットさんだけの唯一無二のものです。
▶椎名さんはメンバー一人ひとりにマイクを渡し、BODY&SOUL の思い出を聞いていきます。パットさんは2007年に来日をされていますが、2010年頃から BODY&SOUL に出演をされるようになったそうです。中島さんは十代の頃から、広瀬さんは1993年頃にドラマーとして仕事を始めた当初から出演をされていて、育てていただいたと話します。
▶♪Summer Mist では、中島さんはソプラノサックスに持ち替え高らかな音色で伸びやかに吹いて、語尾を綺麗に響かせます。バラード曲♪Embraceable Youでは、椎名さんが美しい旋律を流れるように弾き、緩急豊かに物語を伝えるようなピアノソロを披露します。♪Movin’ Forces では、広瀬さんがドラムスだけのダイナミックなソロ演奏で観客を沸かせます。物凄いパワーとスピードで轟音を響かせますが、演奏している様子はとても軽やかです。
▶2nd.セットでは、全曲が椎名さんのオリジナル曲の演奏になりました。椎名さんが作曲される曲はスタンダード曲のように流れが心地良く、スリルとスピード感に溢れ豪快さと繊細さを両立させるようなピアノが大きな魅力です。
▶♪Future Swing では、中島さんのアルトサックスがメロディーを鮮やかに際立たせ、パットさんと広瀬さんが厚くスイングします。♪Walkin’ In The Clouds はタイトル通り、雲の中を歩いているというイメージで軽快さと浮遊感を感じさせる演奏になりました。
▶レコーディングはしているが、アルバムには収録していないという♪Dancing Swing は、スイングを楽しんで歌いながら踊っているというイメージだそうです。椎名さんが、7~8年前のレコーディングでは中島さんが各テイクで様々なアイデアでの演奏をされ、天才と感じたというエピソードを披露されました。
▶椎名さんのオリジナルバラード♪In The Dusk では、中島さんが一時退場しトリオでの演奏になりました。椎名さんが強い情感を描くピアノソロが心に残ります。
▶続く♪River もトリオでの演奏になりました。この曲は、BODY&SOUL で初めて演奏し、レコーディングも行い多くのライブで演奏するようになった。年齢と共にこの曲の風貌も変わってきたと感じる、皆さんの人生に一致する瞬間があったら嬉しい、と話します。華やかな響きで緩急強弱を変え、変遷していく人生模様を描いていくような演奏になりました。
▶椎名さんが「育てていただいた BODY&SOUL と関京子ママにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます」と、演奏を聴いていらっしゃったKyokoママに感謝の気持ちを伝えます。ブルースだけどブルースに聴こえない曲という♪Tuck-A-Way を、パワーに溢れ凄まじい疾走感で走り抜けるように演奏し、2nd.セットを締めくくりました。
▶パットさんが音頭を取って♪Happy Birthday To You を歌い、椎名さんのお誕生日をお祝いしアンコール曲♪Moanin を華やかに演奏してこの日のライブを結びました。
▶椎名さん、パットさん、広瀬さん、中島さんによるパワフルで疾走感と一体感に溢れた演奏は、圧倒的な高級感を感じさせ、BODY&SOUL でのラストライブにふさわしいステージとなりました。

















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