長年のご愛顧ありがとうございました。
Thank you for your many years of patronage.

2026年9月26日 BODY&SOUL

【Out of Nowhere】
店舗はひとまず
い52年の幕を引きましたが
お店のHPサーバーとメルアドは

活き続け時々更新されます
(2026年9月28日付 Sept 28th)

デイリーレポート

最終日前夜の週末金曜で多くの方が駆けつけてくださり大賑わいの店内

最終日前夜の週末金曜で多くの方が駆けつけてくださり大賑わいの店内

Kyoko

2026年09月26日 土曜日

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9/25(金)は《井上陽介トリオ》井上陽介(b) 武本和大(pf) 濱田省吾(ds) さん

▶お店の閉店を知って多くの地方からの方をはじめ、多くのお客さまがいらしてくださいます。9月に入ってから連日予約〆切で、開演前にお花やお土産を携えていらして、ご挨拶だけでもと帰られる方もいらして、本当にありがたいことです。
▶トミー・キャンベル(ds)さん。10年ほど前に帰国され、時々どなたかのSNSでNYの◯◯というジャズクラブで見ました、なんて投稿されてて、NYで活躍されるんだなぁと思っていました。BSの閉店についてはNYでも知られているらしく、青山店時代に東京に在住して活動していたトミー・キャンベルさんがわざわざNYから来てくださいました。
日本にいた頃は色んなグループをつ作って組んで活動。明るく人懐こいお人柄でしたので、皆から慕われていました。TOKUさんとも仲良しで昨夜は一緒にいらしていました。東京でのホテルは、TOKUさんが探してくれたそうです。アンコールの最後に TOKUさんも入り、突然トミーさんが大きなセンスのようなものでリズムを刻みながらステージに乱入。客さまは大喜びでした。
▶高嶋政伸さんも、忙しい中、時間を縫ってわざわざお見えになり、丁度店外で当店の歴史動画を制作中の豪州の撮影隊につかまり、取材を受けていました。彼は六本木時代から当店に時々らしていて、当店で時々朗読会などをなさっていました。とても勉強熱心で、ざっくばらんで素敵な俳優さんです。放送番組の合間だったらしく、急いで帰られました。
▶大西順子さんが、大きなお花を抱えていらしてくださったようですが、折悪しく私が夕食をしにお店を外した時でした。会えなくて残念でした。私は多くの素敵な友人が周りにいて、つくずく幸せ物だと思いました。
◉あらヤダ、ステージレポートを書くことを忘れていました。演奏曲は、当店のぼぼレギュラー出演ユニットらしい、過去のジャズへの敬意と今の自分たちのサウンドが交差する、いつにも増して楽しい選曲ステージングでした。
▶1st.set…
映画 「The Uninvited (呪いの家) 」 よりヴィクター・ヤングのバラード♪ Stella by Starlight (星影のステラ)⋯ユニットの個性がよく表れる曲/武本和大作♪Tranquility (穏やかなりわが心)/武本作メロディアスな♪Dear Daddy (親愛なる父へ)/’21のこのトリオのアルバムのタイトル・チューン井上陽介作♪Next Step。
▶2nd.set…
エリントン楽団のビリー・ストレイホーン♪Take the A-Train⋯アルバム「NEXT STEP」 収録曲/ミュージカル・レビュー 「Wake Up and Dream」 よりコール・ポーターのラブソング♪What Is This Thing Called Love ?⋯アドリブ合戦/スタンダード曲バラード♪Blame It on My Youth (若気の至り)/トランペッター ブルー・ミッチェルのカリプソ風リズム曲♪Fuji Mama/アンコール曲は TOKUさんとトミさんがシットインして 「社歌」♪ Body And Soul でした。
=======【倉田レポート】=======
お店に到着すると、お店の入り口の前で俳優の高嶋政伸さんがインタビューを受けていました。ステージは 2nd.セットの♪Take The A- Train の演奏が始まっていて、井上さんがベースソロでゆったりとテーマを弾いているところ。両手でベースの弦に沿って指を上下させ、残響をびよーんびよーんと伸ばしてコミカルに弾き観客の笑いを誘います。濱田さんはブラシを回し軽くドラムを叩いています。
▶武本さんのピアノソロになり、こちらも楽しい緩急でリズミカルに演奏を進め、ゆったりと弾いては高速に弾き高い音を指先で連打して弾いて…と、遊び心満載です。濱田さんのドラムソロになり、ブラシワークで演奏を始めると会場に来られていたドラマーのトミー・キャンベルさんが登場し、大きな扇子を閉じたり開いたりしながら勢いのある音を出し濱田さんを挑発します。
▶濱田さんはブラシを空中で振ったりして応じ、トミーさんは両手を合わせて乾いた音を返します。再び扇子を使って高速に開閉し、バサバサという音を濱田さんにぶつけ、濱田さんは手拍子で応え立ち上がってタップダンスを見せます。トミーさんがドラムセットに近づき、濱田さんのシンバルを扇子で一閃して退場します。会場からは笑い声と共に、大きな拍手が起こります。演奏後井上さんが 「ハリセンみたいな扇子だね。BODY&SOUL では予期せぬことが起こります」 と笑いながら話します。
▶♪What Is This Called Love では井上さんがリズミカルにベースを弾き始め、濱田さんがフット・ハイハットを左手で押さえ、右手に持ったスティックで連打してリズムを刻み、武本さんが楽しく不思議な旋律を弾いていきます。一気に速度が上がり武本さんは高速にピアノソロを弾き、ベース ドラムスと共に疾走していきます。ふっと音が止みピアノだけの演奏になります。強い力感を放ちながら超高速に弾いていきます。武本さんが息を吸う音が聴こえ歌声が聴こえます。そしてアルコの演奏とブラシで叩くリズムが凄い勢いで並走を始めます。
▶井上さんのベースソロになり、凄まじい速弾きで進みます。弦を弾く右手の動きも速いですが弦を押さえる左手の動きが圧巻です。弦に一瞬触れるだけでアクロバティックに動き続けます。濱田さんのドラムソロになり、スティックで軽快に叩いていきます。ドラムスだけの演奏となりパワーを増して豪快に叩きます。強弱を変え抑揚を作り、ダイナミックな演奏になりました。ピアノ ベースが戻り、アンサンブルになると唐突に音を止め、演奏しまた止める…というフェイントに観客は大笑いです。演奏が終わった、と観客が拍手すると濱田さんはシンバルを連打し、井上さんがズッコケてその場に倒れ込みました!!⋯とことん観客を楽しませる井上トリオの演奏です。
▶井上さんは2017年に井上陽水さんのアルバムに参加したそうですが、レコーディングに行くと陽水さんがいて 「紛らわしい名前ですみませーん」 と言われた、テイクを重ねて演奏が終わると 「いやらしいベース」と一言 これがテイクOKの印だった」 と思い出話を披露されました。
▶2019年に、このトリオでアルバム 「NEW STORIES」 を制作し、アルバム発売記念ライブを南青山の BODY&SOUL で行ったそうです。その収録曲の♪Blame It On My Youth (若気の至り) について、井上さんが 「8年経った今、どういう演奏になるか聴いて下さい」 と話して演奏を始めます。武本さんが静かに力強い音で弾き始め、井上さんがポツリとベースを弾き、濱田さんが柔らかくブラシを回します。切ない音を響かせる短めのベースソロから、軽やかに強弱を変えながら情感たっぷりに弾いていくピアノソロ、残響の長い音を響かせるベースソロと続き、最後は武本さんがドラマティックに弾いて綺麗な一音を連ねて演奏を結びました。
▶最後は BODY&SOUL に感謝の気持ちを込めて、どうしてもこの曲をと、濱田さんアレンジの♪Fungii Mamaを演奏されました。各ソロの後に、濱田さんのリズム教室がある、とあらかじめ観客とリハーサルを行います。軽快に速度を上げ、力感を増し強く鍵盤を連打していくピアノソロ、残響を楽しく操り、もの凄い速弾きで観客を魅了するベースソロ、次々とドラムを叩きパワーを上げていくドラムソロが終わると、井上さんがマイクを取り濱田さんのリズム教室が始まります。濱田さんが叩くリズムを観客が手拍子で返しますが、そのリズムはどんどん難しくなっていき、会場を楽しい雰囲気で包みます。
▶アンコールの前に、井上さんがKyokoママをステージ招き 「ここでジャズを好きになった人がたくさんいると思います。ジャスの発展のために多大なる貢献をありがとうございました」 と花束を贈呈されました。
▶井上さんは会場に来られていたヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤーの TOKU さんを紹介し 「社歌」♪Body And Soul を一緒に演奏して下さい、とお願いされました。TOKU さんはアカペラで歌い始め、ピアノとデュオで歌います。穏やかなベース密やかなぶらしが寄り添い、TOKU さんはスキャットで歌声を響かせます。繊細な響きで弾いていく武本さんのドラムソロ、速弾きでまろやかな音で弾く井上さんのベースソロに続き、TOKUさんが歌い、深い情感を描いていきました。
▶終演後も、出演者や会場に来られていたミュージシャンの皆さんが懇談され、アルバムにサインをされたり記念撮影に応えるなど、遅くまで賑やかでした。井上さん武本さん濱田さん TOKUさん、トミーさんも Kyokoママと楽しい時間を過ごされ、深夜まで宴が続きました。明日は、BODY&SOUL 52年目の最終章【The Final Groove】です。

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