デイリーレポート
満席の店内に流れた人気コンポーザーらしい構成の「スタンダード曲特集」
5/15(金)は《鈴木瑶子トリオ Plays Standards》メンバー 鈴木瑶子(pf) 小美濃悠太(b) 北沢大樹(ds) さん
▶昨夜は、人気ピアニストでコンポーザーとしても評価の高い瑶子さんのスタンダード曲特集ステージ。お陰様で店内はほぼ満席で、演奏者たちも張り切って感謝を込めての演奏になりました。瑤子さんは、自分のやりたい意志がはっきりしたピアノプレイで、リズムセクションお二人もそれをよく理解したサポートでした。
▶スタンダード曲はジャズ好きならよくご存じのメロディ重視の、ジャズメンにとっては定番王道的な曲が演奏されました。久しぶりにエヴァンスが演奏していた 「A Child Is Born」 を聴いて改めていいバラードだと思いました。スタンダード曲が今も演奏されるのは、音楽という世界共通の言語で心に残るからですね。台湾からいらしていたトロンボーン奏者 王于維(マイケル・ワン)さんがシットイン参加し、彼のオリジナル曲が2曲演奏されました。昨夜もご常連の倉田さんがいらして facebook に投稿して下さったので転載させていただきます。流れがよく分かるレポートですよ。
▶1st.set…
映画「The Uninvited =呪いの家より」 V.ヤング』♪Stella by Starlight/ミュージカル 「I’d Rather Be Right」 よりリチャード・ロジャース♪Have You Met Miss Jones ?/ギタリスト パット・メセニーの♪Question & Answer/ミュージカル「Jumbo」 より♪My Romance/鈴木瑶子作♪Progress (前進)。
▶2nd.set…
王于維作♪Courage to Fight/D.エリントン楽団の♪UMMG (=Upper Manhattan Medical Group 朋友B.ストレイホーンの入院していた病院名)/王于維作♪Longing (憧れ)/トランペッター サド・ジョーンズのバラード♪A Child Is Born/♪Modern Perspectives/アンコール曲はT.モンク♪Straight No Chase。
=======【倉田レポート】=======
予約が事前に締め切られ満席の観客で会場は熱気に満ちています。京子ママが 「それでは始めます大きな拍手でお迎え下さい」 と開演を告げると、拍手の中メンバーがステージへ登場。鈴木さんがご挨拶とメンバー紹介をされ、今日はスタンダードを中心に演奏します、と告げて開始。
▶鈴木さんは、瑞々しい音色で綺麗なメロディーを弾き始めます。力強い音色が会場に広がり、さらに強いタッチになって弾いていきます。小美濃さんのベースが軽やかな音で、北沢さんがブラシを回し涼やかな音で続きます。鈴木さんのピアノソロになり、パワフルな音で弾きさらに前後の動きが大きくなり、力感に溢れながら弾き進みます。北沢さんはスティックに持ち替え大きく叩いて演出します。
▶小美濃さんは椅子に座り、時折腰を浮かせるようにしてベースソロを弾いていきます。太い音を大きく響かせ歌うようにして弾いていき、躍動感を増して笑顔で弾き進みます。ピアノが前に出て、その合いの手で北沢さんのドラムソロになり、スティックで叩いていきます。叩くというよりシンバル ドラムを使って、しなやかに音を作っていくというドラミングです。鈴木さんのピアノが前に出て、軽快なアンサンブルで♪Stella By Starlight の演奏を結びます。
▶MCを挟まず♪Have You Met Miss Jones ?、♪Question And Answer と演奏を続けます。♪Have You Met Miss Jones ? では小美濃さんのベースをフィーチャーして、ソロ演奏から始まりました。勢いよく弾き弦の音の残響を自由自在に操り、速弾きで歌うように弾いていきます。後半のベースソロでは、明るい音色を心地良く響かせます。
▶♪Question And Answer では、北沢さんのドラムスがフィーチャーされ、リズミカルに次々とドラム シンバルを叩いていきます。速度と強度を増しながら叩いていき美しいドラムサウンドを響かせ、シンバルを連打してアンサンブルに繋げます。/ ▶鈴木さんが 「一曲バラードを演奏します」 と話し、強い生命力を感じさせる音で、ピアノを弾き始めます。中盤のピアノソロではしっとりと綺麗なフレーズを弾いていきます。勢いを増していくと、温かい音のベース密やかな音のブラシが寄り添い、鈴木さんはさらに強い情感を描いて、♪My Romance を演奏していきました。/ ▶メンバーが笑顔を交わしつつ、いつにもまして楽しそうな演奏です。1st.セットの最後に鈴木さんのオリジナル曲♪Progress を演奏されましたが、会場に来られていたトロンボーン奏者のかたがシットインされ、描かれる情景がより色鮮やかになったように感じました。/
▶2nd.set…/そのトロンボーン奏者の方のオリジナル2曲と、スタンダード2曲を演奏されました。前者は疾走感に溢れるカッコ良い曲、穏やかな空気感を持ちながらも生き生きとした曲で、これまでの鈴木さんトリオのオリジナル曲の演奏とは異なる印象でした。
▶鈴木さんはとても伸び伸びとしたMCで、満席の観客とやり取りしながら話します。メンバー一人ひとりにマイクを向けるシーンもありました。スタンダード曲を中心に演奏されましたが、どの曲もアレンジが独特で、鈴木さん小美濃さん北沢さんの個性が強く表れ、オリジナル曲の演奏ではないにも関わらず 「鈴木瑶子トリオ」 を感じさせる素晴らしいライブステージになりました。
▶次回は8/16(日)のデイタイムライブで、鈴木さんの BODY&SOUL での最後のリーダーライブとなります。新アルバムのリリースが予定されています。楽しみです。















読者の投稿