デイリーレポート

後ろ髪を引かれてお店に向かうも…お二人にお会いできず演奏も聴けずとても残念!!

▶暮れの週末土曜の夜は 佐伯ひろみ(vo) さんのヴォカルステージで、バックメンバーは 後藤浩二(pf) 粟谷巧(b) 木村紘(ds) さんのトリオでした。実は私はこの日、オーチャードホールで恒例になっている｢小曽根真クリスマス･ジャズナイト2025｣ があり、例年通り楽屋見舞いをかねて行き、1st ステージだけ聴きました。オープニングは客席から音が始まり皆さんがステージに上がる小曽根さんらしい楽しい演出で開始です。
▶もっと聴きたかったのですが、お店があるので後ろ髪を惹かれながら外に出ると、寒い上に雨がシトシト振っていてタクシーがなかなか拾えず、自宅も近かったので帰宅。少し休んでいこうとソファに横になっていたら疲れが出たのか寝込んでしまいました。せっかく上京してくださった佐伯さんいも後藤さんにもお会いしたかったのですが、残念でした。演奏曲は、佐伯ひろみさんの演奏曲メモから。佐伯さんらしいバラエティに富んだ Xmas ソングはじめ、素敵なステージングだったようですね。佐伯さん、聴けなくて申し訳ありませんでした。
◉曲名の前に、佐伯ひろみ さんより届いた選曲意図のメモを掲載します。
▶1st.set…
冬にちなんだ曲を選んでみました。冬の曲は意外に少なくて、リサーチしていて見つけた ｢Winter Moon｣ は、Hoagy Carmichael が弾き語りしている音源を元に譜面をおこしラテンにアレンジしました。
先日 ｢Blue｣ という言葉がタイトルに入っている曲だけで構成した「Winter Blue Jazz｣ というテーマのコンサートを行ったのですが、そのシリーズから３曲をピックアップ。｢Blue In Green｣ は５拍子にアレンジしました。
▶2nd.set…
皆さんに元気になってもらいたくて選んだ ｢Pick Yourself Up｣ の前に、ゴスペルの ｢We Fall Down｣ をバース代わりに付けてみました。ゴスペル好きのお客様が多いようで、今度はもっとゴスペルを歌って欲しいとのリクエストをいただきました。パトロン ｢ニカ｣ さんの話を交えながら、Charlie Parkerの｢Yardbird Suite｣ と、Thelonious Monk の ｢Pannonica｣ を演奏。メドレーを作るのが好きで、今回は Cole Porterの曲 ｢So In Love｣｢Dream Dancing｣｢Love For Sale｣ を繋げてみました。同じくCole Porterの ｢Every Time We Say Goodbye｣ は切ないバースがとても好きです。最後の ｢Alone Together｣ ではドラムとデュオでフルコーラスをスキャット。スリル満点で楽しかったです!!(笑)
◉以下は曲名です。
▶1st.set…
軽快にスウィングする Xmas ソング ジューリー･スタインの♪Let It Snow! Let It Snow／子供に向けた Xmas ソングをメドレーで2曲 チャーリー･ブラウンで有名なヴィンス･ガラルディの♪Christmas Time Is Here～サド･ジョーンズの♪A Child Is Born／ホーギー･カーマイケルのバラード♪Winter Moon／ミシェル･ルグランの♪Summer Me, Winter Me／名盤 ｢Kind of Blue｣ に収録されているM.デイビス♪Blue in Green／Xmas ソングでも有名なメル･トーメの♪Born To Be Blue／ベルギー出身のジャズ･ハーモニカニストの軽快なワルツ曲♪Bluesette。
▶2nd.set…クリスチャン･ミュージック♪We Fall Down～ジェローム･カーンの♪Pick Yourself Up をメドレーで／チャーリー･パーカー (愛称Yardbird) の名曲♪Yardbird Suite (組曲)／T.モンクのバラード♪Pannonica…NYロスチャイルド家の令嬢ニカ婦人はジャズ黄金時代のスポンサー／ブラジルのイヴァン･リンス♪Love Dance／C.ポーターの曲をメドレーで3曲♪So In Love～♪Dream Dancing～♪Love for Sale／一息入れてC.ポーターのバラード♪Every Time We Say Goodbye／アンコール曲はアーサー･シュワルツの名曲♪Alone Together でした。