【灯火親しむライブジャズ】
秋深く 物憂くメロウな秋の夜は
身も心も上質なジャズに身を委ね
ほっこり温まるサードプレイス
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(2025年10月29日付 Nov. 29th)

デイリーレポート

丁寧なトークと自然体で綺麗な声の多彩な歌を楽しんだ大雨でも満席に近い店内

丁寧なトークと自然体で綺麗な声の多彩な歌を楽しんだ大雨でも満席に近い店内

Kyoko

2025年11月01日 土曜日

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10/31(金)は 彩木香里(vo) with 井上智(g) 吉岡秀晃(pf) 小玉勇気(b) 北澤大樹(ds) さん

▶都内は久しぶりの大雨で、ハロウィンも規制もあって例年のような大騒ぎもなかった10月最終日は、彩木香里さんのヴォーカルステージ。生憎の雨にもかからず、香里さんがご友人やファンに声をかけてくださって、満席に近い店内。丁寧なMCトークとともに、自然体で綺麗な声のヴォーカルを皆さんで楽しみました。
▶出演者の皆さん、私のこのステージレポートを読んでくださってるのかしら、香里さんが歌われた歌の内容と、その曲を選んで歌う理由について、十数枚のメモをくださいました。でも全部載せると大変長くなるので、勝手ながら少し短く要点だけにさせていただきました。香里さん、ご了承くださいませ。
▶1st.set…
インスト演奏で♪Jeannine の後、香里さん登場。
♪Don’t Get Around Much Any More…夜のダンスや社交場に出かけていたけれど、恋人がいなくなってからどこへも行く気になれず、恋しい気持ちを歌っている。スウィングの王道で、聴いても歌っても楽しめる曲かなぁと思っています。/
♪Black Coffee…恋人を失った女性が孤独と虚しさの中で過ごす夜を描いた孤独な女のブルースでジャズヴォーカルを聴き漁っていたときにペギー・リーの声に魅せられて私もブルージーに歌いたいと憧れて練習していました。
♪It’s All Right With Me…本当は間違った相手と知りながら魅力に逆らえず惹かれてしまう理性ではどうしようもない恋の力を描いている曲でオランダの jazz 歌手 Rita Race が歌っていて彼女の声とテンポ良いリズムにのり込んでいきました。
♪Tell Me All About It…物静かで恥ずかしがり屋の相手に「私にすべてを話して愛してると言って」と甘く誘う曲。NYのジャズクラブに友達のミュージシャンが出演した時、彼が歌伴奏していてその歌手はダイナミックな曲の合間にこの曲を歌い静かに語りかける可愛らしい歌詞とメロディに魅了されました。帰国後、タイトルをすっかり忘れてしまい何とか探しやっと最近歌い始めました。
♪If You Could See Me Now…別れた恋人に「今の私を見てほしい」と呼びかける歌。タッド・ダメロンがサラ・ボーンにこの曲を書いたという記録がありもし私もこんな素敵な曲を送られたら…と思い想像膨らませて歌っています。
♪Night In Tunisiaa…幻想的で情熱的なチュニジアの夜のラブソングでディジー・ガレスピーがラテンとアフリカのリズムを取り入れ当時のジャズに新しい異国情緒と革新性をもたらした曲。横浜で「ビバップを歌う」という企画ライブを時々して一生懸命覚えた内の1曲ですが自分の中にこの曲が入っていくに連れ
とてもセクシーで高貴な感覚を持ちました。
♪Straight No Chaser…同じく「ビバップを歌う」という企画で一生懸命思えた何曲かの1つですが歌詞を完全に覚えてないのでスキャットで歌いますす。
▶2nd.set…
インスト演奏で♪The I Dig Of You
香里さん登場
♪Gee Baby Ain’t I Good To You…愛する人に永遠を誓うロマンチックな歌。あまり知られていない曲ですが、私の先生が歌っていた曲で多分他の人では聴いたことがない特別な一曲です。
♪Dearly Be Loved…恋人にどれだけ尽くしても思いが届かないもどかしさを歌った曲で私には程遠い世界観を感じ封印していましたが最近ブルージーな曲を楽しめるようになってきました。
♪Stolen Moments…叶わぬ恋にとらわれ現実ではなく幻想の中で愛を築こうとする男性の切なく孤独な独白の歌。NYのライブのインストで聴きメロディに魅了されました。マーク・マーフィーの声にも魅了され、は男性の歌詞を歌っています。韻を踏む歌詞も面白いです。
♪Close Your Eyes…恋人に「目を閉じて、肩に頭をもたれかけて」と優しく語る。孤独な女のブルース。ジャズヴォーカルを聞き漁っていた時に、ペギー・リーの声に魅了され私もブルージーに声で聴衆を惹きつける事が出来たら…と憧れて練習していました。
♪In Walked Bud…モンクが親友バド・パウエル に捧げた曲で「バドが歩いて入ってきた」タイトルそのままにモンクらしいシンコペーションとユーモラスなメロディラインといつものように颯爽と入ってきたという歌詞が印象的です。
アンコール曲は♪Feel Like Makin’ Love…恋人と過ごす静かな時間 自然な流れのまま愛し合いたいという大人のロマンチックな曲。十年間横浜みなとみらいのレストランで歌っていた曲で横浜はカップルが多いので。そんな中、マリーナショーのコンサートでこの曲を聴き今までのイメージが覆されました。最近今の自分の感覚を大切に歌っています。

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