【多忙な暮れこそサードプレイス】
身も心も上質なジャズに身を委ね
息抜く場所が明日の活力
忙中閑あり“私のサードプレイス”
来春のスケジュール更新ほかご案内
(2025年11月29日付 Nov. 29th)

デイリーレポート

豪華メンバーをバックにジャズ界期待の大人のヴォーカルを世界配信で世界と一緒に堪能

豪華メンバーをバックにジャズ界期待の大人のヴォーカルを世界配信で世界と一緒に堪能

Kyoko

2025年12月15日 月曜日

0 コメント

12/14(日)は《TAKU ヴォーカルステージ》バックは パトリック・ムーディー(tp) トニー・ザックス(pf) 粟谷巧(b) ラファエル・パニエ(ds) さん

▶昨日は日曜でしたがデイタイムライブは都合により夕方からのイブニングライブになったシンガーTAKUさんのヴォーカルステージ。共演バックは彼の人選による パトリック・ムーディー(tp) トニー・ザックス(pf) 粟谷巧(b) ラファエル・パニエ(ds) さんのクァルテットです。
▶TAKU さんのステージは、実は当店でしか聴くことが出来ないことを、私は知りませんでした。終演してから 「いい歌なんだから他所でどんどんやってみたら?」と言うと 「いや僕はまだここでしかやりません」。彼は普段は色々アルバイトをしながら歌の勉強をされ、時間がある時は当店に来て先輩たちの演奏を聴きにいらしたり、時々はNYにまで行って向こうのステージを見てくる向上心旺盛で、勉強もされています。声質もとても良く背も高くハンサムで、何より性格も素直なので、私はこれからどんどん伸びると思っています。そうそう昔、ベースの中村健吾さんの時シットインで歌った時、健吾さんが私にチラッとそんなことを言って私と意見が一致したのを思い出しました。次回は来春になると思います。いつも進化が楽しみです。◉ブログレポートはいらしてた倉田さんにお願いしました。
【倉田レポート】
▶TAKUさんは京子ママが 「ソウルフルな歌声ナチュラルなグルーヴ感、誠実な人柄そのままの真っすぐな表現力」 と絶賛されている男性シンガーです。2022年10月に初めて BODY&SOUL に出演されて以来、今回が11回目のリーダーライブになりました。
▶今回のステージは、世界中の代表的なクラブで開催されるジャズのライブコンサートをリアルタイム配信するオンデマンド・ストリーミング・プラットフォーム [Oh! JAZZ] による世界配信が行われました。
▶1st.set…
トリオのインストでディジー・ガレスピーとフランク・パパレリ♪A Night in Tunisia の後、TAKUさん登場。アイリーン・ヒギンボサム曲アーヴィン・ドレイク詞♪Good Morning Heartache。ジェローム・カーン♪The Way You Look Tonight。ビリー・ホリディ♪Fine And Mellow。エロル・ガーナー曲ジョニー・バーク詞♪Misty。ボビー・ティモンズ曲ジョン・ヘンドリックス詞♪Moanin’。
▶2nd.set…
リチャード・ロジャース作曲/ロレンツ・ハート作詞♪My Funny Valentine、コール・ポーター♪Just One Of Those Things、バディ・ジョンソン♪Save Your Love for Me、京子ママに捧げて♪Body And Soul、アントニオ・カルロス・ジョビン♪No More Blues。アンコール曲はメル・トーメとロバート・ウェルズ♪The Christmas Song でした。
▶ 1st.セットは、インスト演奏♪A Night in Tunisia に続いて、大勢のお客様で凄い熱気の中 TAKUさん 登場。ラファエルさんが左手でリムショット右手でシンバルを叩いてリズムを刻み、トニーさんのピアノ、パトリックさんのトランペット、粟谷さんのベースが続きます。TAKUさんが低く落ち着いた温かい声で歌い始めます。ハンドマイクで歌い、途中からマイクをスタンドに固定して、目を閉じて丁寧に♪Good Morning Heartache を歌っていきます。
パトリックさんのトランペットソロでは、ミュートを付けた渋い音でゆったりと吹いていき、トニーさんのピアノソロでは穏やかで優しい音色で弾いていきます。TAKUさんがマイクに戻りバンドメンバーが寄り添う演奏の中、説得力のある歌声を響かせます。
▶TAKUさんは、力強く幹の太い歌声で、観客の耳に心地よく豊かな声量です。魅力的なスタンダード曲の数々は、どの曲も聴きごたえがあります。その中で、バラードは特に情感豊かな表現で印象が強く残りました。♪Misty では、トニーさんのゆったりとした粋なピアノから始まりTAKUさんがスタンドマイクに向かい、目を閉じてしっとりと歌っていきます。ラファエルさんがブラシを回す音、粟谷さんがポツリと弾くベースの音が寄り添い、TAKUさんはゆうゆうとスケール大きく歌っていきます。
▶2nd.セット…
TAKUさんがアカペラで♪My Funny Valentine を歌い始め、綺麗なピアノの音色ブラシでドラムとシンバルに触れる音、穏やかなベースの響きとともに、力強く温かい声で歌っていきます。種類の異なるミュートを使い、落ち着いた音色を放つトランペットソロに続いて、TAKUさんが華やかな歌唱で素晴らしい情感を描きます。
▶京子ママに捧げて歌う♪Body and Soul は圧巻の演奏になりました。トニーさんがピアノで美しいメロディーを弾き、TAKUさんとデュオで歌いパワフルな歌声を響かせます。メロディアスなピアノソロに、ラファエルさんがブラシを回す密やかな音、粟谷さんが弾く温かいベースの音色が並走します。粟谷さんのベースソロでは、一音をくっきりと華やかな残響で弾いていきます。
再び、TAKUさんが穏やかに落ち着いた歌声でしっとりと歌い、バンドメンバーが優しいサウンドで温かい雰囲気を醸し出します。ゆったりとした演奏から、最後は豊かな声量で豪快な歌唱でこの曲の演奏を結びました。演奏を聴いていらっしゃった京子ママに、TAKUさんとバンドメンバーそして観客が大きな拍手をおくります。
▶最後の曲は、ブラジル出身でボサノヴァが得意なラファエルさんをフィーチャーして、楽しく♪No More Blues を演奏。アンコールではチェリストの権英晃(ごん ひであき)さんがシットインされ、この季節にちなんだ♪The Christmas Songで、この日のライブを締めくくりました。BODY&SOUL への出演を重ねられるたびに重厚さが増していく、豊かな表現によるスタンダード曲の演奏は毎回とても楽しみです!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です