デイリーレポート

美しく素直に心に届く心地いいアルトの音色に酔った日曜の昼下がり

▶9月に入ったら気持ち涼しくなった感じの日曜の昼下がり、いま日本のジャズ界で中堅実力派として活躍する 宮里陽太(as) 武本和大(pf) 清水昭好(b) 小田桐和寛(ds) さんの《宮里陽太リーダークァルテット》私は宮里さんのアルトの音色が大好きです。
▶アルトの音色は吹き手によってとても違う、その意味ではとても難しい楽器だと思います。心地よい音色の方はクラシックをきちんと勉強した方か、耳がとても良い方だと思います。昨日はサイドメンも彼の音色をよく理解してサポート。とても気持ちの良い演奏を楽しませていただきました。オリジナル曲もとても素直に自然に耳に入ってくる曲で、とても良かったです。
▶宮里さんはこのメンバーをとても気に入っていて、幸せな時間を過ごせたと大変喜んでおられました。実はこのサイドメンバーは、宮里さんが以前当店で ｢井上陽介トリオ｣ の時に来て竹本さん小田桐さんを初めて聴き、いつか演奏したいと思っていたとのことです。こうしたことを聞くと、ジャズクラブをやっててよかったなぁ、と嬉しくなります。
▶1st.set…宮里陽太さんの代表的なレパートリーのひとつ♪Get Ready。ブラジルを代表するピアニスト イヴァン･リンス♪Setembro。宮里陽太作♪8/12…三年前にリリースされた宮里さんの4枚目のアルバム ｢Precious｣ 収録曲。宮里作バラード♪Night Wind…ソプラノサックスで演奏。アルト奏者ケニー･ギャレットの♪November。
▶2nd.set…ロックバンド ｢ポリス｣ のリードボーカルがソロ転向後に発表した大ヒット曲♪Englishman In N.Y…ソプラノサックスで演奏。明るいアップテンポの曲 田島良一作♪Such a Beautiful Butterfly。宮里陽太作♪Because He Loves All…これも ｢Precious｣ 収録曲。宮里陽太作♪Pradalia。宮里陽太♪Liar。アンコール曲はソプラノサックスでジミー・マクヒュー♪On The Sunny Side Of The Street でした。