デイリーレポート

20枚目のアルバム「Memories」のリリースが待ち遠しい説得力あるステージ
伊藤君子(vo) さんと 鈴木瑶子(pf) 小美濃悠太(b) 北澤大樹(ds) さんのトリオ
▶すっかり暖かくなって桜も全開間近な週末金曜は 伊藤君子(vo) さんと 鈴木瑶子(pf) 小美濃悠太(b) 北澤大樹(ds) さんの若手バックトリオ。ペコちゃん(伊藤君子)は、キーは少し下げているそうですが声の衰えもなく、いつも通り説得力ある歌を聴かせてくださいます。昨夜は改めて上手いなぁ、と実感。美空ひばりさんがお手本だったペコちゃん、私は歌の巧さ上手さではジャズ界一番だと思っています。若手バッキングメンバーも、ペコちゃんヴォーカルを楽しみながら素晴らしいサポートでした。
▶客席には、歌舞伎役者の中村梅花さんや、今はフランスの製薬会社の役員になっていらっしゃる学生時代からのお客さまなど、久しぶりにいらしてくださった方々と一緒に楽しみました。
▶演奏曲について昨夜は、ペコちゃんのマネージング事務所の海老根さんが、聴きながら曲を全部メモって詳しくコメントしてくださいました。使わさせていただきます。
▶ペコちゃんは来月、今も絶大な人気のスティーブ・ガットさんとレコーディングしたアルバムがリリースされます。20枚目のアルバムタイトルは「Memories=Sings The Lyris of Alan & Marilyn Bergman」。ジャズがお好きな方なら皆さんご存知のヒット・パレードのようなアルバムです。4月23日の発売です。ペコちゃん、あるいはヴォーカルファンなら、きっとあなたの宝物になると思いますよ。
▶1st.set…インスト演奏で♪On Green Dolphin Street…M.デイビス始め数多の演奏家がカヴァーする超有名曲です。ペコチャン登場。S.ワンダー♪All In Love Is Fair…1973年のアルバム「Innervisions」に収録。ジェローム・カーンとオスカー・ハマーマンタインII世のコンビによるミュージカル「Can’t Help Lovin’ Dat Man」より。♪Fly Me To The Moon (津軽弁ヴァージョン)。ピアニスト ジョー・サンプル♪When The World Tuns Blue…ヒット曲「Melody of Love」にウィル・ジェニングスが詞をつけて生まれた名曲。1930年代に書かれたシャズのスタンダード曲♪Just Friends。ピアニスト デイヴ・グルーシン♪It Might Be You…ダスティン・ホフマンのコメディ映画「トッツィー」の主題曲です。
▶2nd.set…インスト演奏で鈴木瑶子作♪3色の泡。ペコチャン登場。キャロル・キングのヒット曲♪You’ve Got A Frend…ペコちゃんのメインレパートリーの一曲。ロバータ・フラックのヒット曲♪First Time Eva I Saw You Face(要は面影の中に)。A.Cジョビン♪The Boy from Ipanema。ミシェル・ルグラン♪Windmills oh You Mind…スティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」のテーマ曲。バーブラ・ストライサンドの同名映画よりバート・バカラック♪The Way We Wore。コール・ボーターのミュージカル曲♪What Is This Thing Called Love。セルジオ・メンデスと66の♪So Many Stars…ペコちゃん愛唱曲。バートン・レーン♪Old Devil Moon。アンコール曲は♪Fragile…スティングの作詞作曲によるベン・リンディンへのトリビュート曲。1987年の曲で、We Are All Fragile (私達は皆弱く崩れやすい、がテーマの曲で世界の平和と人間の生命の儚さを象徴している今この時代にこそ歌いつがれるべき曲。















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