デイリーレポート
歌の内容などを丁寧に説明され歌とともに楽しませていだだいたMCトーク
▶恵美さんはNYにお住まいでしたがご両親がご高齢になり帰国。いまは北海道の実家と東京を行き来してライブ活動と親孝行を両立されています。NYでは私の大好きな男性シンガーのレジェンド マリオン・カウイングスさんのお弟子さんで、自然体の素直なヴォーカルで私は好きです。NYで生活していたので英語の発音が綺麗で、よく意味が分かり、MCトークで曲の説明を丁寧にされ、お客さまはとても楽しんでお聴きになっておられました。バックメンバーも彼女のヴォーカルを楽しみながら演奏されていました。
以下は恵美さんがされたMCトークです。ちょっと長いですが、せっかくメモをくださったので、ちょっと長いけど転載します。シンガーならではのコメント、お楽しみ下さい。
▶1st.set…
インスト演奏でコール・ポーターの♪Night And Day
インフルやコロナなど感染症に負けずにお寒い中お越しくださってありがとうございます。新春に皆さまに聴いていただきたい曲を揃えたつもりです。お楽しみいただけると嬉しい。先月NYにいってまいりました。友人のライブを見に行ったり、私 自身も歌ってまいりました。 師匠マリオン・カウィングスが仲良くしているデューク・エリントンの孫娘(息子マーサー・エリントン)の娘(メルセデス)の企画したショーを見に行ったのも楽しかった。76歳とは思えないエネルギッシュな方で、毎回お会いする度に刺激を受けます。
♪Satin Doll
先週まで札幌滞在。今年は今のとこと雪が少なく暖かかった。札幌出身の私にとって冬は3ヶ月ほど雪に囲まれて生活することが子供の時から当たり前でした。時にはベランダの窓の半分くらいまで雪が積もってしまい外が見えないことも。寒くて暗い冬はこのまま終わらず春が2度とこなかったらどうしよう…と不安になることもあった。でもいつか雪はとけ必ず春はやってくるのです。春は希望。たとえ今つらいことがたくさんあっても、必ず希望に満ちた春がやってくることと愛を信じて生きていこうという、そんな思いを込めて次の歌を歌おうと思います。ミッシェル・ルグランが書いた曲にアラン/マリリン・バーグマンが英詞
♪You Must Believe In Spring
♪Haven’t We Met ?
どこかでお会いしましたよね? そこから恋が始まる? 可愛い歌です。
♪Desafinado
シナトラ 売れない歌手(heel) プレイボーイ 面白い チャーミング ダンサー…に恋するリタ・ヘイワース。金持ち未亡人に出会いナイトクラブのお金を出させる。恋をしてしまう。
♪Bewitched
♪I Will Wait For You
NYの友人のひとりでフランス人のトロンボーン奏者がいて、彼の出身地はシェルブール。シェルブールの雨傘の舞台になった傘屋さんのお向かいにおばあちゃんの家がある。なんか感激。一度行ってみたい場所です。
▶2nd.set…
インスト演奏♪Pick Yourself Up。
不可能はないってわかった。たとえ転んだって起き上がってホコリをはらってまた一から始めればいいって。滑って転んでも自信を無くさないで、軽快なステップを踏めたことに感謝しよう!! 名高い人たちはみんなそこから這い上がるために失敗するんだよ。だから起き上がって深呼吸して、ホコリを払って、また一から始めよう。
♪All The Things You Are
♪It’s Easy To Remember
ジェロムカーン・ハマースタイン。とてもポエティック、情景の描写が素晴らしい。春に始まった恋と季節の移り変わりを比喩してるように思える。あなたの心が私のものになった時にこの上ない幸せを感じるでしょう。
♪I’ve Got You Under My Skin
ボビー・ショートというシンガーがおっしゃっていたことに共感。思いこがれる、切望する、心が痛むほどの辛い恋身、体中に入り込んできて住みついてしまうような愛、そんな愛をポーターは知って幸せな愛に溢れたリンダとの35年間の結婚。たくさんのボーイフレンドとの情事は情熱的で深いものだった。ポーターほど愛を知り尽くすためにいろんな愛を経験し彷徨い歩いた人はいない。だから彼の歌を歌うときには、新しい恋愛にまた出逢うことができる。
♪Beautiful LOVE
♪We’ll Be Together Again
子供の頃から別れはどんな別れも悲しいとずっと思っていた。でも大人になるにつれ、別れても「またきっと会えるよね」と思えるようになった。昨年は大切な友人が何人か天国に逝ってしまい、ほんとうに悲しかったのだけど、でもやっぱり、いつかまた必ず会える気がしてならない。きっとみんな妖精になって私を見守ってくれているんじゃないかな…なんて勝手に思っています。「また会おうね」という気持ちを込め次の歌を。
♪Chega de Saudade
アンコール曲は♪Route 66
イリノイ(シカゴ)からサンタモニカ(LA,California)1926~1985廃線。2448マイル(3940キロ)。ミズーリー、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カルフォルニア(カンザスだけ抜けている)、でした。
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