デイリーレポート

欧州のジャズらしい美しい音色の完成度の高い流れるような演奏

▶昨夜の【BODY&SOUL Special】当店にはこれまで多くの外人ミュージシャンが来日公演していますが、開店以来初めてのベルギーからのお二人 ジェフ･ニーヴ(pf) テウス･ノーベル(tp) さんでした。ジェフさんはとてもしっかりしたタッチのピアノで、テウスさんは可愛らしさが残る青年で、ピアノとトランペットの音色がもの凄く綺麗でした。アイコンタクトしながら一生懸命吹くジェフさんの姿が印象的でした。演奏曲は、ジャズ名曲の間にそれぞれのオリジナル曲を演奏されましたが、違和感なくスタンダード曲のように聴こえていました。
▶お二人ともとてもお行儀が良いので今回お二人を招請した方に聞いたら、ベルギーの偉大なハモニカ奏者トゥーツ･シールマンス生誕100で在日ベルギー大使館で演奏するための来日だったそうです。で、お二人がぜひ BODY&SOUL で演奏して日本のジャズファンに聴いてほしい、ということで昨夜一夜だけのライブが実現したものです。光栄に思います。でも日本ではCD以外あまり知られておらず、私もベルギーは名探偵 E.ポアロくらいしか思い浮かびませんが、聴き手が少なく勿体ないステージでした。
▶1st.set…チャップリンの｢モダンタイムス｣より♪Smile、ジェフ･ニーヴ作♪Crystal Lights、トゥーツ･シールマンス作♪Blue Sette、スタンダード曲♪On Green Dolphin Street、トゥーツ･シールマンス♪Rosa Turbinata、ジェフ･ニーヴ♪Lake Kivu、ジェフ･ニーヴ♪Weekend Is On。
▶2nd.set…テウス･ノーベル作♪Quit Now、F.ハバードの♪Litre Sunflower、スタンダード曲ジミー･ヴァン･ヒューゼンの♪Here’s That Rainy Day、ジェフ･ニーヴ♪Hyper Vyper、テウス･ノーベル♪Floating、テウス･ノーベル♪Esho Funi、M.デビスの♪Donna Lee、アンコール曲は♪What A Wonderful World でした。