お知らせ
訃報:チャーネット・モフェットさん
▶ちょうど昨夜のレポートブログを書いている昼過ぎ、ジーン・ジャクソンさんの facebook 投稿で彼の訃報に接しました、最初は「エッ、まさか、なんで?」と思いました。だってまだそんな歳ではないんですもの。
▶彼が最初に六本木時代のウチにいらしたのは、私もまだ30代そこそこの若い頃。A.ブレイキーバンドの一員で来日したときだったかしら(その頃は特に夏の時期は多くの外人プレイヤーが入れ替わりいらしていて、どなたのバンドの来日公演だったかあまり覚えていないのですが)彼のことは印象深く記憶に残っていて、拙著「身も心もジャズ」に書いたたこともあるほどです。そこから抜粋して彼を偲び、追悼したいと思います。
▶…ベースのチャーネット・モフェットさん。彼が初めてウチのお店に来た時はまだ少年の面影が残る18歳。お寿司屋さんに連れて行って私が「海老の踊り」をたのんで、生きて動いている海老を見せながら口に入れると、飛び上がってびっくりしてワーワー言いながらお店の外に駆け出していきました。初めて見る恐ろしい光景だったようで、驚きようと言ったらなかったです。私も面白がって、それ以来やってくる度にお寿司屋さんに連れて行き、動く海老を彼に差し出しながら踊り食いを見せるのが楽しみになったほどです。その頃はまだ日本のお寿司は、いまほど世界的な食べ物ではなかったのです。…当時は、私の息子のような感じで接していました。
▶天才ベーシストとしてその後、大活躍されていましたが、平成になってからあまり来日公演などを聞かくなりましたが、まさかお亡くなりになるなんて…。享年54。それにしても早すぎます…もう一度お会いして、エビの踊り食いを見せたかった…寂しいです。 合掌
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