デイリーレポート

クリスマス時期の冬の篠笛もいいですね!温かくハッピーになりました

▶篠笛を吹くのが好きで好きでしょうがない、という天性の「笛吹かな」さんの夏以来のステージ。笛吹かな(篠笛,fl) さんと 中嶋錠二(pf) 清水昭好(b) 二本松義史(ds) さんのクァルテットです。清楚な美人かなさんは、演奏はもちろん演奏する姿もとても素敵です。外は冬の冷たい雨で寒かったのですが、明るく気持ちのいい演奏で、店内の皆さん外のことは忘れてしまったようにお楽しみでした。
▶昨夜も5本の篠笛を曲によって持ち替え、新たなオリジナル曲や新しいアレンジを披露されました。なかなかアイデアが良くて感心しました。ソーラン節とエリントンの曲を繋げたり、うさぎうさぎと「ムーンリバー」を繋げたり、基本がクラシック畑のフルーティストですから当然ですが、かなさんの作・アレンジ力は凄いと思いました。ご自身も楽みながらの演奏なので聴き手もどんどん楽しくなってきます。ライブならではの雰囲気ですね。バッキングメンバーも彼女の音楽世界に浸りながら、とてもよいサポートでした。寒い雨の夜でしたが気持ちはハッピーになりました。次回は４/1(金)になります。爛漫の春、桜には篠笛がよく似合いますよ。
▶以下、篠笛の「調子」は長さとキーのことで、調子の数字が一つ小さくなるごとに半音ずつキーが低くなり長さは長くなり、一番長いのが一本調子です。
▶1st.set…六本調子で♪Our Love Is Here To Stay、笛吹かな作一本調子で♪月明かりの下で、笛吹かなアレンジ三本調子で♪ずいずいずっころばし、一本調子でメル・トーメの♪The Christmas Song…篠笛のクリスマスソングもなかなか粋です。六本調子でW.ショーターの♪Black Nile、二本調子＆10本調子でチック・コリアの♪Spain。
▶2nd.set…笛吹かな作三本調子で♪小待宵草、10本調子で清水昭好アレンジ♪イッチョライ節、一本調子でマル・ウォルドロン♪Lelt Alone、一本調子で笛吹かなアレンジ♪ソーラン節×♪It Don’t Mean A Thing (スウィングしなけりゃ意味ないね)、笛吹かなアレンジの♪うさぎうさぎ×♪Moon River…を八本調子で。最後はフルートと六本調子でアンコール曲ジェローム・カーンの♪Look For The Silver Lining でした。