デイリーレポート

久しぶりに客席が埋まった中しっとりした歌と興味深いお話

▶月曜日はいつもお客さまの入り具合を心配するのですが、昨夜はそんな心配をすることはありませんでした。さすが浩子さんです。彼女はそんなことも考慮に入れてライブ活動の頻度を組んでおられるのです。今はプロデュースとデレクターとして次の作品の制作に入っていて、昨夜のメンバー石田さん米木さんもそのレコーディングメンバーに入っているようです。浩子さんは黒のワンピースにシルバーの光るイヤリングとネックレスでシックに登場。柔らかい包み込むような声によく似合うドラムレスのバックに乗ってしっとりと歌われました。
▶MCでは、それぞれがジャズの道に入ったきっかけを紹介されました。浩子さんは、アニタ・オデイを聴いて衝撃受けてロックからジャズを目指し歌うようになったそうです。石田さんはレイ・ブライアントを聴いてジャズに目覚めてこの道に、米木さんはクレージーキャッツの犬塚ひろしさんを見てベースを始めたそうです。ちなみに私は小さい頃、ライオネル・ハンプトンの「スターダスト」をLPが擦り切れるほど毎日聴きました。次にハマったのが「エラ・イン・ベルリン」でした。あのLPを亡父が家に持ってこなければ、今の私はいなかったかも。人生における出会いは全て必然、と言った人もいますが…「出会い」って不思議ですね。
▶1st set…♪From Fram Sauce、♪Midnight Sun、♪As Long As I Live、♪Some Other Time、♪Oblivion、♪We’ll Be Together Again、♪Be My Love。
▶2nd set…♪It’s Magic、♪Look For The Silver Lining、♪Flamingo、♪Night In Tunisia、♪Taking A Chance On Love…アニタ・オデイが歌っていましたね。♪Round Midnight、♪My Favorite Things、♪All the Things You Are。お馴染みのジャズ・スタンダード曲から新しい曲まで、こだわりのない選曲でした。