デイリーレポート
スーッと心に入ってくる気持ちのいいトリオジャズ
▶田窪寛之(pf) 安田幸司(b) 長谷川ガク(ds) さんの《田窪寛之トリオ》は、1月に演奏してから昨夜は久々の出演でしたので私は楽しみにしていました。コロナで自粛している間、田窪さんは自宅で3歳のお嬢さんの遊び相手を随分されたそうで、セリフも女言葉で喋らされて大変だったそうです。でもMCで話される表情はとても嬉しそうでした。その間に作曲もされて昨夜はそれも何曲か披露されました。とても素直な良い曲を作りますね。その中でも私は「♪みつめる」という曲がとても好きになりました。自分を見つめ直すとの意味だそうですが、ロマンチストなのですね、とても良いバラードでしたよ。一音一音が心のなかにスーッと入ってくるとても気持ちの良いピアノトリオ・サウンドです。
▶1st set…クルト・ヴァイル作のスタンダード曲♪Speak Low…昔ジャズ喫茶でウォルター・ビショップJr.の横顔のジャケットがとても印象に残っています。B.パウエル♪All God’s Chillun Got Rhythm、田窪作♪Monotone…映ろう秋をイメージした曲。これも自粛中の田窪作♪Those Days…当たり前のことができなくなって感じた「一日一日を感謝して生きよう」と。
アール・ジンダース♪How My Heart Sings。
▶2nd set…田窪作♪Lazy Days、ジョージ・シアリング♪Conception、田窪作バラード♪みつめる。ミュージカルのソングライター♪As Long As There’s Music、「オズの魔法使い」のOver the Rainbow で知られるハロルド·アーレンの♪My Shining Hour。アンコールは十八番エバンスの♪Waltz for Debby でした。
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