デイリーレポート
超満員の客席にさらに完成度の高まった凄いジャズ
▶昨夜は先週9日に続く【BODY&SOUL Special】中村恭士(b) ローレンス・フィールド(pf) クラレンス・ペン(ds) さんの「中村泰士トリオ」の Day 2、日本ツアーの最終日。お店は立ち見が出るほどの超満員の人気で、ご本人も驚いていらした皆さまに感謝を述べられていました。彼の初めてのリーダーツアーで日本のライブの勝手もあまり詳しくなくて予想がつかず、最初彼からツアーの連絡を受けた時に初日と最終日を当店でするようにお勧めし、それが奏功して地方の仕事もとれて、1週間ツアーも成功したようで、私としても大変嬉しく思いました。
▶1周間休み無なしで毎日の演奏のツアーで、昨夜は先日よりさらに完成度の高い演奏でした。ローレンスさんは彼とはバークリー時代から一緒で彼の信頼厚いピアニスト、タッチが綺麗でピアノがよく歌い皆さん感動されていました。泰士さんのベースはジャズベースのお手本のような太くて落ち着いたサウンド、それにペンさんの繊細でダイナミクスのある演出力溢れるドラミング…惚れ惚れする素晴らしい演奏を楽しませていただきました。
▶1st.stage…「A Lifetime Treasure」にも入っています♪When Mr.Gut Says”、伝説的ベーシスト オスカー・ペティフォードの♪Tricotism、恭士作♪Awesome Beef…ブルックリンにある中華レストランのメニューのひとつで黒田卓也(tp)さんに薦められて食べてみたら身体中に電撃が走ってこの曲が生まれたそうです「この曲の疾走感豊かでソウルフルなテイストとその料理の味がマッチしているんじゃないかなと思います」とジャズライフのインタビューで語っておられます。今回のアルバムタイトル♪Home Town…泰士さんは9歳の時にアラスカに渡った人で、壮大な草原と日本のイメージで書いた曲。♪The Otherside of Misterius K…Kさんはこのトリオを作るきっかけになった人だそうです。B.ゴルソンの♪Stablemates…スペースを活かした絶妙なアレンジでペンさん大活躍でした。
▶2nd stage…ベースイントロからさり気なく入った T.モンク♪Evidence…ペンさんのカッコいいアレンジでした。恭士ファーストアルバムのタイトルトラック♪A Life Time Treasure…恭士さん18歳の時に書いた最初のオリジナル曲。♪Hundreds of Flowers…素晴らしいアルコでテーマを弾かれました。♪Barden Hand…前回来日公演で参加したNewセンチュリー・クインテットのレパートリーでラテンの曲。♪Stella By Starlight…ペンさんをフィーチャーした恭士さんアレンジのゴキゲンな曲。Day 1 でも演った♪Yasugolod、アンコールは「社歌」で締めてくださいました♪Body And Soul。
▶恭士さんと皆さん、今日、NYに帰られました。帰国したらすぐにレコーディングが待ってるそうです。泰士さん初めてのリーダーツアー、お疲れ様でした。また来年お待ちしています。
●超満員でスタッフ忙しくゆっくり写真を撮る時間がありませんでした。前回の Day 1 のレポート&写真と併せてご覧ください。私も忙しく、曲名レポートは55レコード社長五野さんがメモして下さいました。ありがとうございました。
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