デイリーレポート
凄いジャズサウンド「これこそNYのジャズだ」
▶今月2度目の【BODY&SOUL Special】は、中村恭士さんの「Home Town」発売記念 日本ツアー。ツアー最終日も当店で、昨夜はその第1日。中村さんは長い間NYの第一線で活躍している今ファーストコールのベーシストで、私の大好きなベースサウンドです。先月、私がNYに行った時、たまたまジャズクラブ「Smoke」に行ったら彼が出ていたほど。クラレンス・ペン(ds) さんは、小曽根真トリオのドラマーで、何度も来日していて当店でもお馴染み、大の親日家で和食が大好き、特にお寿司には目がない方です。ローレンス・フィールド(pf) さんは当店初出演。
▶一音出たとたん「これだ、これがNYの本物のジャズだ」というスピード感とグルーブ。これほどサウンドが違うのか、と思うほどのジャズ。恭士さんのベースが太く粒立って唸り、ローレンスさんのピアニシモの効いた繊細かつ大胆なピアノ、ペンさんのドラミングのコントロールが素晴らしく、繊細でダイナミックで、緩急の素晴らしいこれぞドラマーという演出ぶり。客席にはTOKUさんはじめ、当店に出ているミュージシャンも聴きにいらして「凄いねぇ」と感心するばかり。言葉では表現できない説得力でした。
▶!st stage…曲はほとんど恭士さんのアレンジとオリジナル曲。いきなりの「社歌」♪Body And Soul のアレンジは今まで聴いたことがない新鮮なアレンジでした。アルバムにも入れてくださっています。♪Awsome Beef、♪Stablemate、アルバムタイトル♪Hometown…素敵なバラード、♪Stella by Starlight…いつ聴いてもいいですね、♪Yasugaloo…多分ご自分のことだと思います。
▶2nd stage…T.モンク♪Evidence、♪FRB (For Ray Brown)、ジョー・ヘンダーソン♪Inner Urge、♪Larger of Flowers…恭士さん18歳の時の曲でロマンチックなバラード、イントロベースがもの凄くお腹に響くサウンド♪Burden Hand、アンコールは♪Green Dolfin Street。
▶ステージが終わると恭士さんは、着替えがなくて風邪をひかないかと、とても心配になったくらいスーツの上着まで汗でびっしょり。この凄いサウンドは、全身全霊で弾いているんだと胸が熱くなりました。お客さまも「こりゃぁ最終日も聴きに来なくっちゃ」という方が多かったです。
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