デイリーレポート

端正な美しいタッチでよく鳴るピアノ

▶ちょうど1年ぶりの出演になるフランチェスカ・ハン(pf) さん、今年は 須川崇志(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんを迎えてのトリオでした。最近は須川さんとのデュオ演奏が多いそうですが、当店でぜひトリオ演奏を、ということでジーンさんにお願いしました。彼女は韓国でクラシックの勉強をしてNYに渡り、ジャズの勉強をしてアルバムをリリース。3年ほど前にご主人が日本勤務になり、最初はお客さまとして当店にいらっしゃいました。
▶その時お話では、ジャズピアニストとしてNYで活動しアルバムも2枚リリースしているとお聞きし、YouTube で聴くと良かったので出演をお願いしたのが1回目。その後少しヨーロッパに行っていらしたようです。クラシックの基礎がしっかりしたピアノで、タッチが綺麗でピアノがよく鳴ります。須川さんもジーンさんもそんな彼女のピアノを楽しんで演奏されて上質なトリオサウンド。オリジナル曲を多く演奏されましたが、流れのいい自然体の曲が多く、心地よい演奏でした。
▶1st stage…T.モンク♪Think of One、フランチェスカ作♪Count Yourself、スタンダード曲綺麗なバラード♪I See Your Face Before Me、フランチェスカ作♪One Whole。イントロはそれぞれが色んな音を出して始ったフランチェスカ作♪Detoun…3人のコンビネーションが最高で思わず引き込まれました。
▶2nd.stage…フランチェスカ作♪Modernism、ショパンの曲をアレンジした♪Castalia…美しい調べのアレンジでした。フランチェスカ作ラテンのリズムの曲♪Collesi、4ビートで心のこもった♪Body And Soul、フランチェスカ作ラテンの曲♪Do-ai、T.モンク作♪Theloniaus…彼女も私同様モンクが好きなようです。アンコールはモダンジャズの定番♪All The Things You Are。した。
▶でも日本ではあまり知られておらずお客さまは少なかったのですが、外国人のお友達が応援に駆け付けて下さいました。ジャズ評論家 中川ヨウさんも彼女のピアノに注目されていたということで、聴きにいらっしゃいました。自然で気持ちのいい演奏を、もっと多くの方に聴いてほしいと思い、次回の出演をこの3人のスケジュールを合わせ、来年2月10日に決めました。祝日の前日です。ぜひお聴きください。
★追記
昼過ぎに、神楽坂のアユミギャラリーで今行われている比留間慶写真展「今宵もJAZZ」に行ってきました。比留間さんは当店の常連さんで、会社リタイア後これまで伊藤君子(vo)さんの当店で撮影された写真展を何度か開催されています。今回は、最近6年間に撮り貯めた BODY&SOUL のライブ風景をテーマに30店が展示されました。緊張感あるモノクロの素晴らしいライブ風景の切り取りでした。11月2日までやっています。ご興味のある方は、ぜひ。