デイリーレポート

気持ちのいい もったいないほどいい演奏

▶猛暑の中での七夕祭り。でも今年のテレビの話題は、都知事選やら参院選やらとても星空に思いを巡らす余裕が無いようでした。そんな昨夜の出演は「奥平真吾 The New Force」岡淳(ts,fl) 古木柱祐(b) 奥平真吾(ds) さんに片倉真由子(pf) さんが加わったメンバーで、真吾さんのリーダー出演は久し振りでしたので、彼が決めた曲を入念にリハーサルをして準備万端整え、MCもしっかりされました。
▶客席にはご両親と奥さま、それにコーネル大の大学院生のお嬢さんが夏休みで帰国されていて一緒にいらっしゃいました。コーネル大はアイビーリーグの名門で、将来は獣医さんになるそうです。アメリカが長かった真吾さんがまだお嬢さんの歳頃から知っていますから私は余計そう思ったのですが、どう見ても兄弟のように見えました。演奏が素晴しいのに客席が寂しくてもったいない思いでしたが、カウンターにはコアなジャズ好き常連さんがしっかりいらしてました。さすがいいメンバーの出演日は聴き逃しません。良い演奏にいらした皆さま来て良かった、とおっしゃってくださって私も救われ嬉しくなりました。
▶1st.stage…まさに昨夜は猛暑日の♪Summer Night…岡さんフルートを吹きました。♪Love Letter…岡さんテナーサックス。奥平作♪Blues Truth…ジャズはブルースだ、カッコイイ曲。♪Body And Soul…岡さんテナーでボサノバで。100年くらい前のB.グッドマン♪Seven Come Eleven…もちろん現代版。
▶2nd.stage…ピアノトリオ演奏でスタンダード曲♪I Hear Rhapsody…真由子さんのピアノはやっぱり味があります。ギターイントロからギタークァルテットで♪The Way Look Tonight、岡さんが入ってクィンテットで♪Marie Antoinett…W.ショーターがA.ブレーキーバンド用に書いた曲。♪God Bless The Child…ピアノレスで岡さんフルートで。全員で♪This Is New、アンコールはH.シルバー♪The St Vitus Dance。
▶とても充実した選曲と演奏で、特にピアノとギターが周りの音をよく聴いて無駄な音のない気持の良いバッキングで感心しました。