デイリーレポート

客席のパワーがほしかったクリエイティブな演奏

▶急に寒さを感じるようになったせいかしら、11月に入ったとたん、なぜか毎夜、客足がスローな日が続いています。昨夜は、いま日本のジャズ界を牽引するメンバー、近藤和彦(as) サイモン・コスグローブ(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんが揃ってのステージでしたが、残念なことにお客さまはとても少なく、ミュージシャンには申し訳なくなるし、お店としても困ってしまうし…私の気持ちはちょっと沈んでしまいました。熱烈なファンの方はお見えになりましたが、寂しい店内でノリがいまいち。ジャズはやっぱり賑やかなノリのいい雰囲気で、演奏者をノセて聴きたいですね。
▶1st.stage…近藤作♪Not By Guts Alone、私の好きな曲♪Blues For Salvador、近藤さんのアルバムに入っている曲♪keptical Thinking、T.モンク♪Ugly Beauty…近藤さんソプラノサックスを吹きました。♪Sweet And Pungent。
▶2nd.stage…♪Estrella Fugaz（流れ星のこと）…ドラムソロが入りました。♪Univercity Place 11th st…昔、NYマンハッタンにあったジャズクラブ「ブラドリー」の住所、ここは小さいクラブでしたが夜中に仕事が終わったミュージシャンが集まるいいお店で、私もNYに行くとよく行きましたが、近藤さんも印象に残ったお店だったのでしょうね。J.ヒース作♪New Picture ソプラノサックスを吹きました。紅葉を見て作ったという近藤作♪Under The Dim Light、前日に書き上がったという曲♪For Rear（マジで、という意味）、アンコールはO.コールマン♪The Good Life。演奏がとてもクリエイティブな気持ちのいい演奏だっただけに、客席が寂しくもったいない思いで一杯でした。