デイリーレポート
津軽弁によるジャズの新しい独自の世界を堪能
▶五月の最終日は週末土曜日。トリは我らのペコちゃん伊藤君子(vo) さんのステージ。ミュージシャンは多方面で多彩に活躍している宮本貴奈(pf) さんと、大型客船でのサリナ・ジョーンズ(vo) さんのショーに出演してつい先日帰国した中村健吾(b) さんと、デニス・フレーズさんという強力なリズム隊がバック。ペコちゃんは新しい津軽弁バージョンを6曲も披露されました。伊奈かっぺいさんの和訳詞で、内容は名訳の素晴らしさですが、発音も滑舌も英語より数段難しいもので、ペコちゃん以外にできる日本のシンガーはほぼいないと思います。津軽弁をネイティブのように身につけた(歌の上ですが)彼女の耳と口は、さすがです。
▶お客さまの中には笑い転げていた方もいらして、皆さまの顔がほころんでいました。今度、2枚目の津軽弁バージョンのジャズ・アルバムをレコーディングすることになりました。東北の人にとってはジャズは難しくうるさい音楽、というイメージが、この津軽弁ジャズですっかり身近な音楽になった方も多いそうで、リクエストも随分多かったそうです。もしかしたらアルバムがAmazonで売り上げ1位なるかもしれませんね。
▶ステージ途中で店内が大きく揺れる大きな地震がありましたが、皆さま動揺せずに、最後までゆっくりとお楽しみになられました。
▶1st.stage…まずはインスト2曲。久~しぶりに松岡シェフがお休みで私は大忙しで曲名メモをとれませんでした。以下はペコちゃんが曲名を書いてくださいました。♪Our Love Is Here To Stay、♪A Song For You。津軽弁で♪Fly Me To The Moon…ここからお月さまの曲が続きます。テーマはお月さまと夜空でした。♪Blue Moom、津軽弁バージョン♪Come Rain Come Shine、♪So Many Stars、♪It’s Only A Paper Moon、♪Old Devil Moon。
▶2nd.stage…津軽弁バージョン♪Over The Rainbow、同じく津軽弁バージョンの♪Folling Love With Love…出だしは「これが好クダ スクダ〜」可笑ッしくて皆さま大笑い。とても考えられた名訳でとにかく可笑しいのです。英語バージョン♪All In Love Is Fair、♪Love For Sale、♪Black Coffee、再び津軽弁バージョン♪Save The Last Chance For Me、♪What A Wonderful World、アンコールはやっぱり皆さまが一番聴きたい彼女の持ち歌♪Follow Me で終わりました。
▶一昨夜と昨夜、連夜聴きにいらした方もいて、大ベテランのペコちゃんの歌の説得力に感心しきりでした。初めてお聴きになった方もいて感動されてアルバムをお買い上げになりました。この5月はGWの行楽週間の後で、月末になってみるとお店の経営的には大変厳しい月になりましたが、素晴らしい音楽にお客さまが喜んでくださると、出演者はもちろん私も救われて、お店をやっている甲斐もあります。
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