デイリーレポート
夢中でジャズを聴いていた若い頃が彷彿される演奏と選曲
▶大口純一郎(pf)米木康志(b)本田珠也(ds) さんの《大口純一郎トリオ》の聴き応えのあるピアノトリオ・サウンドの「ジャズはやっぱり素晴らしい音楽なんだぁ」と今更ながら納得した夜でした。気の利いた「間」がとても味わい深く、選曲も良くて、私が夢中で聴いていた若い頃を思い出しながら楽しませていただきました。大口さんも、ここ南青山での演奏の最後ということで、演奏曲に丁寧なコメントを書いてくださいました。以下、そのまま掲載致します。大口さんありがとうございました。
▶1st set…J. コルトレーン♪Mr. Sims…今日は偉大なドラマー、エルビン・ジョーンズ(ジョーンズ三兄弟の末弟)の誕生日だ、と珠也が教えてくれた。何度かの共演がとても懐かしく思い出された。スティーブ・スワロー♪Item 7 D. I. T. 、セロニアス・モンク♪We See、マル・ウォルドロン♪Soul Eyes。
▶2nd set…♪I Didn’t Know What Time It Was…好きなスタンダード曲で今回少しアレンジしてみた。オリジナル曲♪Sopa de Ajo…ニンニクのスープのこと。少しラテンが入ったリズムで、でも6拍子でループしている。ミルトン・ナシメント作♪Tarde (タルジ)…”午後”という意味。 ブラジル東南部のミナスジェライスに生まれたミルトン・ナシメントはこの国が生んだたくさんの天才音楽家の代表格。”タルジ”は歌う曲で「ピアノで弾くとは想像もしてなかった」。J. コルトレーン作♪Moment’s Notice、ピアニスト ランディ・ウェストンの♪Hi-Fly、アンコールはセロニアス・モンクの♪Round Midnight。
★どうして Body SAnd Soul を弾かなかったのだろう…。でも第1感がこの曲「Round Midnight」だったので、これで良かった、としました。あたしい BODY で 12/20 に弾きます。パット・グリンと中村海斗とのトリオです。宜しく。Farewell Body&Soul Minami- Aoyama ! ! And thank you soooo much to you, Kyoko san !
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