デイリーレポート
緊張感あるジャズクラブらしい店内に思わず伸びた私の背筋
▶当店4年ぶりだった大西順子さんのステージは、クァルテットでの出演でした。【大西順子クァルテット】大西順子(pf) 井上陽介(b) 吉良創太(ds) 大儀見元(perc) さん。前夜、いつものようにスタッフがピアノを移動して「大西シフト」にします。この配置はピアニストが客席に背を向ける形になりますが、PA装置やモニターのないジャズ黄金時代の大昔は、サイドメンの音が聞き取れるこれが普通の配置でした。
▶順子さんは、昼の12時には入ってリハーサルをして本番に。私もリハから付き合いましたが、確かなご自分の世界を持っている演奏家だ、と改めて認識しました。パーカッションの大儀見さんがヴォーカルをなさったのは、意外で素敵でした。井上さんはいつも通り中央でニコニコしながら、周りをみながら全体のサウンドをコントロールしているようでした。最後の順子さんの曲で、ドラムスとパーカッションのバトルが入り、大いに盛り上がりました。演奏曲も普段あまり聴かれないような曲を聴くことが出来、てとても良かったです。お客さま皆さま、とても熱心にお聴きになていて、緊張感のあるジャズクラブらしい雰囲気になり、私も思わず背筋がピンと伸びました。順子さん、ぜひまたよろしくお願いしますね。
▶1st set…大西順子作♪Golden Boys、ジェリ・アレンの♪Printmakers、テリ・リン・キャリントン♪Sansara、D. ガレスピー♪Manteca。
▶2nd set…ミュージカル曲♪Chicago、♪Promise Me You’ll Remember、南アフリカ人のピアニスト ダラー・ブランド♪Kippy、大西順子 初期のレパートリー♪Eurogia、アンコールはビートルズの♪The Fool On The Hill でした。
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