デイリーレポート

優しくしっかりした人柄が音楽に表れているようなステージ

▶台風接近のニュースが流れていた昨夜は《池田篤クァルテット》メンバー 池田篤(as) 熊谷泰昌(pf) 池尻洋史(b) 濱田省吾(ds) さん。池田さんはいま国立音大で指導にあたっておられますが、そんな若者の中から彼が選んで結成したクァルテット。私は篤さんのお人柄が滲み出ているような綺麗なアルトの音色が大好きです。このような優しくてしっかりした先生に指導を受ける生徒さんたちはラッキーだと思います。昨夜は自粛期間中に作曲した新曲が3曲披露されましたが、とても良い曲で、曲にも彼の人柄が出ている感じでした。サイドの3人も彼のテーストを読み取ってとても良いサポートでした。客席にはこのユニットのファンの方がいらしてくださいましたが、まだまだ客足は戻りませんね。お店も厳しい経営が続きそうです。演奏家はリモートでの配信が盛んになっているようでうが、ジャズは生が一番。演奏家も生演奏で力が付いて行く音楽だと思います。若い演奏家を育てるためにも、ぜひ皆さん秋は「Go To ライブジャズ」よろしくお願いします。
▶1st set…。J.コルトレーン♪Like Sonny、池田作♪Bread And Soup…Body And Soul のコードを使った替え歌。池田作7月に作った♪In The Ordinary Way…いつものとおりに、したいですね。池田作8月に作った♪The Parting of The Way、池田作♪Newspaper Man…新聞記者でいつもハツラツとされていたお父様の感じでした。
▶2nd set…池田作新曲♪A Moment of Chance…アルト奏者ジャッキー・マクリーンを思って作曲されたそうです。ちょっとアレンジしたジェローム・カーン♪All The Things You Are、季節モノ♪Autumn in New York、♪Spicy Island…辛島文雄さんに捧げた曲。♪Ugan (御願い ) 沖縄のお祈りだそうです。アンコールは池田作♪She Likes To Dance…ダンスが好きな娘さんを思って作曲された可愛いくて明るい曲でした。