デイリーレポート
好対照の全くタイプの違うジャズ・ヴァイオリンを連夜堪能
▶ヴァイオリニストのリーダーユニットが、特に意識したわけではなくブッキングの偶然ですが2日間続きました。同じジャズ・ヴィオリンですが、タイプの全く違うトリオ・サウンドでした。メンバーは、NYブロンクス在住10年ほどになるミチ・フジ (vln) さんと同じくNYのエド・チェリー(g) さん、そして当店にもよく出演されている日本在住5年の パット・グリン(b) さん。前夜はピアノが入りましたが昨夜はギターで、どちらもドラムレス。こちらのヴィオリンは、さすがNYで演奏してきただけあって、意志のはっきりした、力強くタフな、ジャズそのもののサウンドで、maiko さんのヴィオリンとは好対照です。
▶ミチさんはジュニア・マンス さんに見出されて彼のバンドのレギュラーヴァイオリニストとして活躍。マンスさんが脳出血で倒れてからは、ガレスピーバンドのエドさんと組んで活動されています。エドさんは身長が2メートル近くの大きな人ですが、とても優しそうな方で、ギターの音色もきれいでした。初共演のパットさんを評して、演奏も人柄も最高でとても良かった、と喜んでおられました。演奏曲は日本の「荒城の月」「グリーンスリーブス」のほかスタンダード曲でした。
▶1st stage…♪Amazing Grace、サックス奏者デビッド・ニューマン♪Hard Time、♪Ode to Angela、♪荒城の月、♪Autum Leaves、♪Sunset And the Mody、D.ガレスピー♪Tin Tin Deo。
▶2nd stage…ギターソロで♪Round Midnight。♪One by One、♪イングランド♪Greensleeves、G.ガーシュイン♪Move、♪Warmth And Innocence、ベニー・グリーン♪These Are Soulful Days、アンコールは♪Septem In The Rain。昨夜は妹さんご夫妻が応援にいらして、今日はオフで愛知県の妹さんのところに行かれるそうで、秋分の日に地元のホールでの演奏会の後、すぐNYに帰られるそうです。帰国は来年でしょうか…。地元の方、ぜひお聴き下さい。
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