デイリーレポート
超絶テクから繰り出される音楽性の高い新しいジャズ世界
▶昨夜の【BODY&SOUL Special】《オムリ・モール トリオ》は、期待した以上の極上のトリオサウンド演奏でした。オムリさんとアヴリさんはイスラエル在住ですが、ドラムスのカリムさんはアルジェリア出身でパリ在住。欧州を中心にいつもこのメンバーで活動されているそうですが、とにかくその音楽性の高いこと!超絶テクから繰り出される音楽は、いわゆる4ビートではないですが、素晴らしい音楽にもう降参です。譜面は一切なく、自分たちのアイデンティを活かしたオリジナル曲などをアイコンタクトを取りながら、音楽のことを知り尽くしているような演奏でした。
▶前日の演奏、椎名さんの欧州の2ホーンフロントのクィンテットも凄かったのですが、またタイプの違うすごい演奏でした。その一昨夜は満席でしたが、昨夜は日本ではまだ知られていないのか空席もある客席に、もったいない思いでいっぱい。私に、とオムリさんが気を使ってくださりピアノソロイントロ…でも何の曲かわからなかったのですが途中から社歌「Body And Soul」とわかりましたが、これまで聴いたことがないほど凄く美しくて、胸キュンになりました。
▶1st stage…♪Romer、♪For Sica、♪For Karina、♪Jarvsa Lemo、社歌♪Body And Soul、♪The Metamorphosis、スタンダード曲D.エリントン♪Caravan…エキゾチックにアレンジされていました。
▶2nd stage…W.ショーター♪Footprints、ベースレスで♪Zidan、ドラムレスで♪Tears、トリオ演奏で♪Marrakech…客席から拍手と手拍子が起きたのでイスラエルのリズムなのかもしれません。アンコルはドラムスのカリムさんが歌いながら叩いてご本人も客席も大ノリ、アルジェリアの民族音楽の感じでした。✱曲名は書いてくださったメモを見てもあまりよくわからず、正確ではないと思います、ご了承ください。
▶昨夜がツアーの初日で、今日から岡山を皮切りに全国を数カ所回るようです。お近くの方はぜひ聴きにいらしてみてください。今までにないスタイルの演奏で、きっと感動しご満足なさると思いますよ。
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