デイリーレポート
江戸っ子なまりのMCと多彩な選曲で小気味いい演奏
▶このブログレポートを書き始めたら、ちょうど当店の常連さんの中西光雄さんが昨夜の演奏のレポートを facebook で投稿されて私のPCとモバイルに入ってきました。読ませていただいたらとても詳細に昨夜のステージの様子が書かれていました。さっそく中西さんに連絡しここに掲載する許可をいただきましたので、全文を転載させていただきます。中西さん、ありがとうございます。
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▶2019年1月17日(木) 南青山Body&Soul《江戸っ子トリオ》+1、海老沢一博(ds) 林正樹(pf) コモブチ・キイチロウ(b) 伊波淑(congas)ーオルケスタ・デ・ラ・ルス ジャズ界のレジェンド「火の玉シェビー」こと海老沢一博さんが、ふたりの若く才能に満ちたミュージシャンたちを率いて結成した《江戸っ子トリオ》のひさしぶりのライブセッション。今回はゲストとしてオルケスタ・デ・ラ・ルスの「ヨシ」ことパーカッショニスト伊波淑さんのフル参加で《江戸っ子カルテット》となりました。(ちなみにヨシさんを含め全員東京生まれだそうです。)
▶海老沢さんの洒脱でおおらかな江戸っ子なまりのMCに導かれつつ、聴かせてくれるのは情熱的なインタープレイ。スタンダードからラテン、林さんのメロディアスなオリジナル楽曲やコモブチさんの才気あふれる(決して簡単とはいえない)アレンジ楽曲を、縦織り横織りにして、ライブは小気味よく進行していったのでした。今回はヨシさんのパーカッションが加わってラテン一直線になるかと思えばさにあらず。バラードではせつなく泣くコンガのリズムを堪能させていただきました。林さんのピアノもコモブチさんのベースもダブルパーカッションに気圧されることなく歌い、饒舌だが繊細なセッションとなっていたように思います。(コモブチさんのエレベステキでした!)
▶火の玉シェビーの燃えるようなドラミングも健在で、音楽は人を若く美しくするのだと実感できたのです。 ほんとうにすばらしいライブでした。海老沢さんに指名されて恥ずかしそうに楽曲の説明をする林さんやコモブチさんの表情もこのバンドらしくて、チャーミングだとしか表現できません。海老沢さんは「こいつらは心がほんとうにきれいなんだよ」と繰り返しいいます。信頼する若い仲間たちと一緒に音楽をやることが楽しくてしかたがないという海老沢さんの姿が、さらにわれわれ聴衆の心を打ちました。ライブはいいなとつくづく思ったことでした。 次のライブ心から待望しています。
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▶1st stage…スタンダード曲スペイン語の歌♪Poinciana、林作♪Values、深井克則作♪Mr. Samba、D.エリントン♪Caravan、コモブチ作♪月のかさ、岩崎大輔作♪どんたく。
▶2nd stage…林作♪ひねもす、後藤浩二♪River Of Tears、B.バカラック作コモブチアレンジの♪A Look of Love、D.エリントン♪In A Sentimental Mood、J.コルトレーン♪Impressions、アンコールは♪What A Wonderful World でした。
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