デイリーレポート
多くの演奏家やファンがいらして掉尾を飾った52年間の最終ステージ
9/26(土)は当店52年目の最終章【The Final Groove】TOKU(flh,vo) 山本剛(pf) 大隅寿男(ds) 香川裕史(b) 石崎忍(as) さん
▶昨夜週末土曜の夜は、当店最終日の【The Final Groove】で出演者は TOKU(flh,vo) 山本剛(pf) 大隅寿男(ds) 香川裕史(b) 石崎忍(as) さん。地方などからも大勢のファンがご来店くださり、お店は深夜まで大賑わいでした。
▶私はこのところお陰様でお店では洗い物やら、特に私との写真を撮りたいとのご希望者が多く、お客さまへの対応で大忙し。また、この2日間午前中から、豪州の常連のお客さまが拙著 「身も心もジャズ」 などのエピーソードなどを52年のお店の歴史ドキュメントとして映像化して残したい、と豪州から撮影隊を呼んで、私や関係ミュージシャンをインタビューしています。それらこれらで超多忙。
▶そんなこんなで、前夜のステージ報告を書いて更新する時間がありません。幸い、いつものご常連、倉田さんが毎夜来てくださり、レポート投稿してくださっていますので、私の最終日のレポートは倉田レポートに代えさせていただきたいと思います。
▶昨夜も多くのミュージシャンがいらして、シットイン参加されました (詳しくは倉田レポートで) 中では、六本木時代には当店によく出演してくださった大ベテランピアニスト、市川秀男さんが久しぶりにいらしてシットインで弾かれました。まだまだとてもお元気で、ピアノを聴けてお会いできて嬉しかったです。
=======【倉田レポート】=======
最後のライブレポートを投稿させていただきます。BODY&SOUL 52年目の最終ライブ【The Final Groove】は《TOKU with 山本剛グループ》でメンバーは TOKU(flh,vo) 山本剛(pf) 大隅寿男(ds) 香川裕史(b) 石崎忍(as) さんです。演奏曲は
▶1st.set…
ヴィクター・ヤング♪My Foolish Heart、ソニー・クラーク♪Cool Struttin’、ジョージ・ガーシュウイン♪Our Love Is Here To Stay、アントニオ・カルロス・ジョビン♪Corcovado、ガトー・バルビエリ♪Last Tango In Paris、ジュール・スタイン♪I Fall In Love Too Easily、ソニー・ロリンズ♪Oleo(トミー・キャンベルさんシットイン)ジョニー・グリーン♪Body And Soul。
▶2nd.set…
ヴィクター・ヤング♪My Foolish Heart、ソニー・クラーク♪Cool Struttin’、アントニオ・カルロス・ジョビン♪Corcovado、ジョージ・ガーシュウイン♪They Can’t Take That Away From Me、ガトー・バルビエリ♪Last Tango In Paris、マット・デニス♪The Night We Called It A Day、セロニアス・モンク♪Rhythm-A-Ning(市川秀男さん、ジーン・ジャクソンさん、レイモンド・マクモーリンさんシットイン)、バート・ハワード♪Fly Me To The Moon(市川さんトミー・キャンベルさんと)ジョニー・グリーン♪Body And Soul。
▶会場は立ち見を含め、これまで見たことがないほどの超満席です。Kyokoママが開演を告げ大きな拍手の中、TOKUさんと山本さん大隅さん香川さんが登場。TOKUさんがアカペラで歌い始め温かく特徴的な歌声を響かせます。山本さんが綺麗な一音を弾いて、大隅さんがブラシを回し柔らかい音で寄り添います。
▶香川さんがポツリとベースを弾き、綺麗な音色のピアノ、密やかなブラシの音とともにTOKUさんが歌っていきます。徐々に華やかさを加えていき山本さんのピアノソロになります。ゆったりと美しい旋律を弾いていき、深みのある音で弾き進みます。TOKUさんが再び歌声を響かせます。右手でスタンドマイクを握り左手を添えて、声を張り大きな歌唱で歌って、情感を増していきます。♪My Foolish Hear と歌い上げてこの曲の演奏を結びます。
▶TOKUさんがメンバー紹介され石崎さんが登場。♪Cool Struttin’ は、TOKUさんはフリューゲルホーンで演奏。石崎さんのアルトソロでは、柔らかく吹き始め膝を折り上下に動きながらパワーを増していき、刺激的な音を放ちます。TOKUさんの温かいフリューゲルホーンとともに、早くも熱量の高い演奏になりました。ここまでの二曲と、♪Corcovado、♪Last Tango In Paris は、1st2ndセット共通でした。
▶TOKUさんは『今日は心の置き所が無い。音楽的な実家が無くなってしまう。BODY&SOULという、たくさんの思い出がある場所が無くなってしまうのは悲しくて、それを実感したらステージに立てない。先月から来られるときには来て、いろいろな出演者がBODYに対する想いを述べていた。心がざわついている』と話します。
▶『1998年1月14日、石崎さんに南青山にあったBODY&SOULへ連れてこられKyokoママにご挨拶し、出演者の山本さんがシットインをさせてくれた。終演後Kyokoママに「3月23日、空いているの?」と聞かれ、何のことかわからずにいると「仕事よ、仕事」と言われた。それから山本さんのバンドで出演したり多くの国内外のミュージシャンと出会わせてくれた。育っていただいた』とゆっくりとお話になりました。
▶1st.セットではトミー・キャンベルさん(ds)、 2ndでは市川秀男さん(pf) ジーン・ジャクソンさん(ds) レイモンド・マクモーリンさん(ts)、トミー・キャンベルさん(ds) がシットインをされました。トミーさんは両セットで、両腕を後ろに組んでドラムスを叩いたり、大きな扇子を使ってパーカッションのように演奏したり、大きな間を取ったりと、観客の目を惹きつけ、会場を沸かせました。
▶2nd.セットでの♪Rhythm-A-Ning では、市川秀男さんジーン・ジャクソンさんレイモンド・マクモーリンさんがシットインされました。市川さんのパワフルなピアノの演奏、レイモンドさんの豪快なテナーの響き、そしてこれまで何回も演奏を聴かせていただいたジーン・ジャクソンさんのエレガントでダイナミックなドラムサウンドが心に残りました。BODY&SOULでの本当に最後のジーンさんの演奏が聴けて幸せでした。
▶両セットとも最後は、BODY&SOULの 「社歌」♪Body And Soulを演奏されました。TOKUさんが山本さんと向き合って歌い、山本さんもスタンドマイクでピアノを弾きながら歌いました。
▶会場には、シットインされた皆さんの他、高嶋政信さん、伊藤君子さん、寺久保エレナさん、マヤ・ハッチさん、緒方利菜さんなど、お名前を挙げきれませんが、ミュージシャン、シンガー、俳優の皆さんが大勢駆け付けて、BODY&SOUL 最後のライブに立ち会われました。
▶1stセットは1時間45分、2ndセットは開演が30分遅れで、その後2時間に及ぶ大熱演のステージとなりました。入れ替え制で、しかも超満席でしたのでスタッフの皆さんは、とてもたいへんでいらっしゃったと思います。バンドメンバーの皆さんは終演後も遅い時間までお店で過ごし、スタッフの皆さんがお店を出たのは午前2時を過ぎていました。
▶Kyokoママからは、最後のライブは、いつもの通り素晴らしい演奏を聴かせてほしいと リクエストがあったそうです。TOKUさんはMCや演奏で、BODY&SOULが無くなってしまうことに対して強い感情を滲ませながらも、最高のステージを実現して下さいました。
▶ミュージシャン、シンガーの皆さん、この日 BODY&SOUL に集まった方々、来られなかったファンの皆さんも、これから日常の生活の中で、もうBODY&SOUL に行ってKyokoママに会い、素晴らしい演奏を聴かせていただくことができない、ということを思い大きな喪失感と対峙していくことになるでしょう。
▶ライブレポートの最後に、Kyokoママのご挨拶を書かせていただきます。
▶『皆さま、どうもありがとうございます。私はこんな素晴らしいミュージシャンといつも一緒にいるんですよ。羨ましいでしょ?私は86になりますが、52年間 毎日毎日、ジャズが好きでやってこれたのも、ミュージシャンとお客様がいらっしゃったからです。本当に私は幸せな人生を生きてきたなって思っています。皆さま、本当にありがとうございました』
▶私にとって、BODY&SOULは ジャズの大学でした。ライブ演奏を通じて Kyokoママに直接多くのことを教えていただき、これからも自分なりに素晴らしい演奏と出会っていけそうな手ごたえを感じています。ジャズを聴くことを趣味とすることができたのは、Kyokoママのおかげです。
▶BODY&SOUL の歴史に幕が下りますが、今後とも変わらずご指導をいただけますようにお願い致します。Kyokoママ、ありがとうございました。


















読者の投稿