デイリーレポート
ようやく日本のファンに花開いた!!自身の音楽を追求し続ける真摯な姿勢「レコ発ライブ」
11/21(金)は片倉真由子 「The Duality of My Soul」 発売記念ライブ録音メンバー 片倉真由子(pf) 粟谷巧(b) 田中徳崇(ds) さん
▶昨夜は真由子さんの最新アルバム 「The Duality of My Soul」 の録音メンバーが三人が揃っての発売記念ライブでした。というのもドラマーの田中さんが九州/関西圏が活動拠点で、昨夜は上京されての当店出演でした。真由子さんは名門ジュリアード音楽院卒後NYで活躍され、帰国後は当店によく出演されていますが、いつも音楽に対してまっすぐ真摯に立ち向かっているピアニストです。昨夜はお陰様で店内満席状態になり、真由子さんはビックリ。私から見ると少し長くかかりましたが、やっと彼女の素晴らしさが多くのジャズファンに認識されてきたようで、とても嬉しく思いました。
▶演奏曲は、♪Canvas♪Dusk♪Pursuit の3曲以外は、アルバムに収録されてないオリジナル曲の演奏で、アルバムタイトル通り 「魂の二面性」 が表現されたようなステージでした。私は田中さんのドラムを初めて聴きましたが、真由子さんが遠くにおられる彼をあえて選んだ意味がよく分かりました。ドラミングセンスが若く素晴らしく、私も大ファンになりました。アンコール曲は、ビリー・ホリデイの後継者とも言われるシンガー アビー・リンカーンのバラード♪Being Me を演奏されましたが、この曲は 「自分として生きる」 を歌った曲で、ご自分がピアニストとして生きる決意が表現されているのだと思いました。
▶アルバムも沢山お買い上げいただき、とても良い発売記念ライブになりました。皆さまありがとうございました。感謝いたします。終演後、三人で美味しそうにお酒を飲んでいる姿がとても印象的でした。今日からツアーに出かけます。お近くで演奏がある方は、ぜひお聴きになって下さいませ。損はさせませんよ(笑)
▶1st.set…
J.コルトレーン♪Naima~♪Resolution)…「Naima」 はコルトレーンの最初の奥様に書いたバラード 「Resolution」 は名盤「A Love Supreme (至上の愛)」 収録曲でコルトレーンの世界観を象徴する曲/真由子作♪Canvas…少し絵画的な情景を想起させる柔らかい曲/真由子作♪Dusk (日没)…夜への移り変わりを静かに描いた曲/J.コルトレーンのバラード♪Theme For Ernie…アルト奏者アーニー・ヘンリーを追悼して書かれた曲/Jコルトレーンの人気曲♪Equinox (春分/秋分のこと)。
▶2nd.set…
真由子作♪A Dancer’s Melancholy (ダンサーの憂鬱)…ダンサーの心の揺れを繊細に描いたような曲想の曲/真由子作♪Pursuit (追いかける)…エネルギッシュなアクティブな曲/真由子作優しいバラード♪Merciful Eyes (慈悲深い目)/真由子作アルバムのタイトルチューンでアルバムのコンセプトでもある♪The Duality of My Soul (魂の二面性)/アンコール曲はアビー・リンカーンのバラード♪Being Me でした。
















読者の投稿