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デイリーレポート

ニュー・ストレート・アヘッドなジャズに湧いた満席の客席

ニュー・ストレート・アヘッドなジャズに湧いた満席の客席

Kyoko

2016年07月30日 土曜日

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▶継続は力なり。そんな名言を実感した昨夜の《NYSQ NY Standard Quartet》ティム・アマコスト(ts,ss) デビット・バーグマン(pf) 安カ川大樹(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんのユニット。ティムさんとは彼が18歳、早大に留学している時からのお付き合いですからもう35年になります。サックス奏者でプロになると決めてから猛勉強されてNYで活動するようになり色んな過程を経て今53歳。このメンバーになって毎年日本ツアーをするようになってもう10年以上になります。
▶日本ツアーもティムさんが色々手配されて、初期の頃はツアーも赤字続きで大変のようでした。当店でも認知度が低かったのですが、今では日本各地のクラブやジャズフェスに呼ばれて出演するようになり、昨夜の当店も満席に客席が埋まり、掛け声や歓声で大いに賑わいました。努力が実ったのですね。応援してきた私もとても嬉しいです。皆さん温かい人柄で親日家の日本びいきで日本語も話しますから、親しみやすいく好感度バツグンです。演奏も音色が良くて、深いグルーブが感じられ、ジャズ黄金時代を思い起こさせる名曲への新しい挑戦もあり、素晴らしいステージでした。
▶1st.stage…デビット作♪Deep Wide High Sky…この曲は♪How Deep In The Ocean のコード進行を使用したそうです。ラルフ・レインガーの古いスタンダード曲エバンスの名盤Waltz For Debbyにも入っています♪If I Should Lose You…ティムさんソプラノサックスを吹きました。デビットさんアレンジのバラードの名曲♪Detour Ahead、同じくデビットアレンジのコルトレーンの名曲♪Soul Eyes…ティムさんテナーで吹きました。スタンダード曲マイルスの♪The Theme。休憩中は皆さんお客さまにご挨拶回り。
▶2nd.stage…デビット作♪Better Natto For Me…昨年演奏した時、私に「何ていう曲名」と聞かれて答えたら「エッ納豆?」と言ったことを曲名にしたんだそうです。大変光栄ですが、私、納豆なんて言ったかしら…記憶にありません。T.モンク♪Ask Me Now、H.ハンコック♪The Eye of The Hurricane、D.エリントン♪Come Sunday、J.コルトレーン♪Giant Steps…お馴染みの曲に皆さま大喜び。アンコールは♪Old Folks…マイルスもK.ドーハムも吹いていますが、ティムさんのテナーも素敵でしたよ。
▶デビットさんのいぶし銀のような深く渋いピアノが印象的でした。アルバムに「ニュー・ストレート・アヘッド」とありますが、選曲も良くて還暦過ぎの往年のジャズファンがお仲間と嬉しそうに聴いて学生時代に帰ったようでしたよ。もう来年の宮崎のジャズフェス出演が決まっているそうです。また来年のツアーに期待しましょう。

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