デイリーレポート

詞の内容をMCで話されてから歌う素敵なステージ 今頃はNYに戻る機中の人

▶昨日土曜日の夜は、長い間NYで活動されていたのですが親御さんがお歳を召したのでご実家に戻られ、いま親孝行されています。時々NYに行かれるそうで、実は今日、用事とライブ出演があって向こうに戻られるとのこと。井上さんとは、NYではお互いによく知るお仲間。そんな前夜のステージで、終演後には、気持ちがとても和らいで楽になった、と仰っていました。
▶女性ピアニストの中井さんとは、やはりNYで一緒に過ごし苦労を分かち合った仲とのこと。とても素敵な方でしたが、今は地方にお住まいで、昨夜のために上京しての出演でした。MCトークでは、詞の内容などを説明されてから歌われました。お客さまも歌の内容が分かって、私もより楽しめました。その内容を選曲メモに詳しく書いてくださいましたので、そのまま掲載させていただきます。次回は、秋の10/24(金)、同じこのメンバーでのステージです。ファンの方お忘れなく。
▶1st.set…インスト演奏で♪I’ll Remember April…恋は終わってしまったけど一緒に過ごしたあの楽しい4月の想い出があるから私は寂しくないし微笑んでいられる。こんな恋の終わり方ばかりだといいですね。♪Just Squeeze Me…｢ギュッと抱きしめて…｣ とても可愛い曲。♪Moon River…あまりにも有名すぎてたくさんの方が歌っているのでついつい手をつけずにいた曲。久しぶりに映画『ティファニーで朝食を』を観て、歌いたくなって練習。ジョニー・マーサーが自分の故郷 (アメリカ南部) を想い書いた歌詞とヘンリー・マンシーニの美しい曲が特別な世界を創りだしています。私にとってこの曲は「夢を叶えて新しい世界に飛び出したい」という願いと希望です。
♪April in Paris…ヴァーノン・デューク『パリの4月』の情景が浮かんできます。『ニューヨークの秋』もNYへの郷愁が感じられますがパリにも同じような想いがあったのかな…？♪Tea for Two…大好きな人と結婚してステキな温かい家に住んで子供ができて…夢いっぱいの可愛い曲。♪Spring Can Really Hand You Up The Most。♪Lullaby of Birdland…私にとってNYのバードランド･ジャズクラブは想い出の場所。オーナーに会いに行ってブッキングをお願いした日のことを昨日のことのように想い出します!!
▶2nd.set…♪Up Jumped Spring…春がやってきて嬉しくてスキップしたくなるような曲。♪Insensatez…軽はずみな無神経な自分の行動のせいで相手を傷つけ、結局ひどく後悔し涙を流すことになった、と自分の心に問いかけている歌。♪Nature Boy…この曲で一番大切なことは｢愛すること｣そして｢愛されること｣。♪Vanity…サラ･ヴォーンが歌っている切なく悲しく美しい曲。自分のプライドや虚栄心がよけい自分を苦しめている。
♪All or Nothing At All…あなたの全てが私のものにならないのなら何もいらない、その方がマシ。♪One Note Samba。♪When The World Turns Blue…ジョー･サンプルのメロディーズ･オブ･ラブにあとで歌詞がついた曲です。ジョー･サンプルは私が住んでいたヒューストン出身で、2014年に亡くなったとき私はヒューストンに住んでいました。しばらく彼の追悼セッションなどが続き、街中の人が彼を愛していたのだとわかった、改めてこの曲に歌詞がついていることもその時知り、歌いはじめました。私たちがこの世を去った後も、歌は生き続ける。その通りですね。アンコール曲は♪Lover, Come Back To Me…井上智さんプロデュースの私のセカンドアルバム ｢Why Did I Choose You ?｣ に収録されている想い出の曲です。