デイリーレポート

シンプルで美しいギタートリオの演奏に身を委ねて心身ともにリラックス

▶昨夜は 井上智(g) パット･グリン(b) ジーン･ジャクソン(ds)さんによる 《井上智ギタートリオ》の [秋の名曲特集] でした。シンプルで美しいギタートリオの演奏に、私の疲れている心身が心地よく和み、身を委ねてリラックスすることが出来ました。流石にベテランたち大人のサウンドですね。ジャズは若いときの演奏と、人生経験を積んで歳を重ねた時の演奏は味が出てきて、同じ曲を同じように演奏しても違います。飽きることなく聴くことが出来て楽しいのです。
▶パットさんはご家族で米国ジョージア州に里帰りされ、帰国したばかり。ご両親にお孫さんを会わせることができ、親孝行が出来たと喜んでおられました。二人のお子さんも従兄弟と仲良くなり、また行きたいとおねだりしているようです。でもいま飛行機代も高いので、大変な費用になりますからそう簡単に応えれません。今回もお姉様がヘルプしてくださったようで、素晴らしいお姉様ですね。そんなご家族で育ったパットさん、優しいお人柄が納得です。
▶買い物のときふと空を見上げると、青い空に白い雲…蒸し暑いと思っても、もう季節は秋なのですね。秋には良い曲がたくさんありますね。♪Autum Serenade は私は大好きな曲ですが、生演奏を聴くのは初めてでした。嬉しかったです。
▶1st.set…ジョージ･シアリングで有名なハリー･ウォレンの♪September In the Rain からスタート。コメントは井上さんのメモです。スタンダード曲をワルツにアレンジした♪’Tis Autumn (’tis は this is の省略形)、♪Autum Nocturne、♪Lullabye of the Leaves (木の葉の子守唄)、ジョニー･ハートマンとコルトレーンの録音盤で有名な♪Autum Serenade、♪井上作オリジナル曲でブラジルの秋のイメージ♪ABRIL。
▶2nd.set…秋の定番スタンダード曲♪Autumn Leaves、ヴァーノン･デュークの名曲♪Autumn in New York、ベースはアルコ(弓)で♪赤とんぼ、♪Indian Summer (小春日和)…落ち葉も落ちたマンハッタンの晩秋に、生暖かい風が吹いてポカポカする日が二週間ほどあります。ニューヨーカーはインデアン･サマーと呼んでいます。私もNYを訪れたとき何度か経験し、最初は季節外れの変な感じがしたことを思い出します。井上作♪One For Russell…日本来日中に60才で急逝した友人だった名ギタリストに捧げたブレースだそうです。アンコール曲はクルトワイルのバラード♪September Song でした。