デイリーレポート

台風情報に振り回され寂しい客席がもったいない演奏だった昼下がりのライブ

▶台風10号の進路がはっきりせず、警告情報に振り回されている感がある8月最後の日曜日は《渡辺和武 Pepperクィンテット》のデイタイムライブでした。メンバーはいつもの 渡辺和武(tp) 芹澤朋(ts) 榎貞雄(pf) 佐藤潤一(b) 竹村紫乃(ds) さんら国立音大の先輩たちが中心のユニットです。
▶今春卒業し本格的にプロ活動を開始した渡辺和武さんは、小柄ですが音楽に対するひたむきな情熱を感じます。 作曲も沢山されていて、主にオリジナル曲を演奏。どの曲も流れが良くてとても良いと思いました。スタンダード曲では、私の大好きな今は亡きロイ･ハーグローブさんの曲も聴けて嬉しかったです。今の若い演奏家は、音大で基礎から勉強した方々が多く、基本が出来ているので皆さん上手いですね。後は｢自分の音｣をどう追求していくかが課題だと思います。
▶昨日は和武さんのお父様がいらしてビデオを録っておられました。親心ですね。皆さん若いので成長も早いと思います。私も長生きして見守りたいと思います。以下、曲名のコメントは和武さんのメモです。
▶1st.set…W.ショーター♪The Big Push。渡辺和武作♪Somone’s Yard…不思議に満ちた空気感を表現。渡辺作♪No Medicine…人生の焦りに効く薬はないのか。渡辺作♪The Scene You Imagine…全てのイメージをお客様にゆだねて。渡辺作♪Where The Dolphins Are…壮大な海を思い浮かべて。
▶2nd.set…ロイ･ハーグローブ♪Soulful…尊敬できるする大好きな演奏者。渡辺作新作♪Dinner With Tapir…悪夢を食べるバクと夕食を一緒にできないかという思いで作曲。渡辺作♪晴れ風…大好きなビールに捧げる曲。タッド･ダメロン作渡辺アレンジ♪On A Misty Night。 アンコール曲は渡辺作♪Rain Lily…雨が降ると咲く花があると知り作曲しました。