デイリーレポート
昼も夜も素晴らしい音楽でハッピーな一日
▶午後、多摩パルテノン大ホールの新日本フィルと小曽根真さんのジョイントコンサートを聴きに行ってきました。レオナード・バーンスタインのウェストサイド・ストーリーから♪シンフォニック・ダンス、♪交響曲第2番「不安の時代」です。指揮は井上道義さん。音楽の素晴らしさんはもちろん、指揮者のお茶目なパフォーマンスに、クラシックコンサートではない新しい音楽の世界に感動しました。これはもうクラシック=古典ではなく、モダン・ジャズならぬ新しいモダン・クラシックですね。
▶「不安の時代」は小曽根さんのクラシックに入る原点のような楽曲で、35分間のもの凄く緻密で難しい曲を暗譜で弾きこなして拍手大喝采。井上さんも、小曽根さんの「不安の時代」は世界一ですと絶賛。井上さんは世界中で活動されている指揮者ですからこれはお世辞ではなく本物です。
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▶急いで帰ってきてお店に出たのは7時半過ぎ。ドアを開けると、これぞジャズ !! という良い感じのサウンドが耳に飛び込んできました。三世代が一緒になって紡ぎ出しているサウンドはレイモンド・マクモーリン(ts) 岡崎好朗(tp) 菊池太光(pf) 楠井五月(b) 村上寛(ds) さんという20代40代60代のメンバー。私が聴きたくて組んだクィンテットです。客席からは拍手や歓声が上がり、ジャズクラブらしい雰囲気に満ちて、ジャズを満悦できました。レイモンドさんのMCも、好感の持てる日本語で真面目で親しみを感じて、そして皆さんが正装で…とてもよかったですよ。
▶1st.stage…J.コルトレーン♪Take the Coltrane、B.ハッチャーソン♪Little B’s Poem、D.エリントンのバラード♪In a Sentimental Mood…レイモンドさんと岡崎さんのソロが光りました。レイモンド作♪For My Brother Andy…物凄く早くて難しい曲を皆さん見事にクリアーでした、アンディーさんはレイさんの大学の親友だそうです。
▶2nd.stage…T.モンク♪Evidence、二管の出だしがとてもカッコ良かった。レイモンド作♪Jammin with Jesus…レイモンドさんはアメリカにいる時、日曜日には教会に行って弟さんとふたりでサックスを吹いていたそうです。バラードヴァン・ヘーセン♪Darn That Dream…レイさんが燃えてソロ演奏すると、岡崎さんがクールに相手して絶妙の味でした。レイモンド作♪All of a Sudden…村上さんが年季の入ったさすがのソロで、拍手と歓声が湧き上がりました。アンコールは♪Blue Monk…キャー !! これぞジャズクラブ !! で終演。次回このメンバーは5月17日に決まりました。楽しみです。何かユニット名が欲しいくらい。今日は昼も夜も良音楽でハッピーな一日でした。音楽に感謝 !!
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