デイリーレポート
ドラムスという楽器とジャズの原点を感じるような素晴らしいステージ
▶お花見はまだお預け状態の週末土曜の夜は《Gene Jackson’s Afro Latin Jazz》“El Punto” メンバー ジーン・ジャクソン(ds) 西口明宏(ss,ts) デニス・ランバート(pf) 小泉哲夫(b) 吉羽一星(perc) の豪華セクステット。ジーンさんがリーダーで出演されることはそう多くないですが、リーダー出演での最近はMCトークでお話されます。昨夜もステージのはじめに、ドラムという楽器の歴史について語られ、西口さんが日本語で通訳するカタチで色々と話されました。
▶実はスタッフが熱を出し厨房を手伝っていた私が手が離せず、以下はそのトークを、いらしていたジーンさんの奥様に書いていただきました。
『奴隷制があったころ、ニューオリンズとカリブの島以外で黒人がドラムを叩くことは許されず「影の楽器」としてニューオリンズから発展していった。他のエリアの音楽も、その音楽をルーツにもち影響され、自分もその「接点」を大切にして演奏している』
▶ステージタイトル、Afro Latin とか El Punto にはそんな意味が込められていたのですね。熱の入った演奏に皆さん熱心にお聴きになり、とても気持ちの良いライブステージになりました。アフリカン・ジャズとラテン・ジャズの融合した素晴らしいジャズでした。
▶1st.set…コロンビア出身のピアニスト ガブリエル・ゲレロ作♪Land Of The Free、同じく♪Ligting…正しくは“Lightning” だがガブリエルさんがコロンビア人で英語が不得意でこれがタイトルになったということです。T.モンク♪Evidence、エド・サイモン♪Plre。
▶2nd.set…ベーシスト アラン・ペレス♪Kamino Del Oso、ピアニスト アロルド・ロペス・ヌッサ♪Hireloh、テナー奏者ジョー・ヘンダーソンの♪Inner Urge、アンコール曲はキューバのピアニスト チューチョ・バルデースの♪Mambo Influenciado でした。
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