デイリーレポート

メンバーたちの一緒に演奏できる喜びを感じる素晴らしい演奏

▶いよいよ暮れも迫ってきた週末の金曜の夜は《レイモンド･マクモーリン クァルテット》レギュラーメンバーは、日本のジャズシーンを代表するような レイモンド･マクモーリン(ts) 片倉真由子(pf) 粟谷巧(b) ジーン･ジャクソン(ds) さん。賑わった店内には、レイモンドさん（私は昔からレイちゃんと呼んでいます）のご家族全員がいらしてパパの演奏を聴いていました。
▶レイちゃんとは初来日の時からのお付き合いでです。米国の大学で、そこに留学中だった日本女性と親しくなり、彼女の帰国に同行するように来日。学校の先生の免許を取って結婚し、今はアメリカンスクールの中学校の先生です。お子様は全員が男の子で、小学6年と3年と1年生。上の二人はお行儀も良く、でも一番下の子はまだパパパパとあまちゃんです。演奏を聴くご家族を見ながら、私も歳を取るわけだなぁ、なんて思って初来日のころを思い出しました。その時聴いた彼のテナーサックスの音色が大好きで、以来ずっと当店に出るようになりました。
▶今は学校が忙しくて次回はいつライブが出来るか分からない状態のようで、共演メンバーたちも一緒に演奏できる喜びを感じる演奏でした。思春期の生徒を扱う中学の先生は大変なようで、春休みに出来るかどうか…いずれにしろ身体に気をつけて教師職も頑張ってほしいと思います。
▶1st.set…レイモンド作♪All of A Sudden、ジーン･ジャクソン作♪Great River、レイモンド作♪For my brother Andy。それぞれがソロをたっぷりとって一曲が長くなりました。
▶2nd.set…M.デイビス♪Milestones (Old Ver.)、レイモンド作♪Baldhead (ご自身のこと)、レイモンド作♪Forward Momentum、C.パーカー♪Chery !、アンコール曲はT.モンク♪Evidence アレンジ Fort Apache…はジョン・ウェインの映画「アパッチ砦」でのアレンジ版 でした。