デイリーレポート
長年のファンの方が集まる独特の「山本ワールド」
▶冷たい小雨降る雨、剛さんの《スウィンギートリオ》山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隈寿男(pf)さんの人気は衰えません。岡山から北海道から、あるいは海外勤務から数年ぶりに東京に戻った方など、長年のファンの方がいらして「山本ワールド」に浸り楽しい時間をお過ごしになれました。なにしろ剛さんはこれまでに50枚以上のアルバムを出していますから、この世界での年期が違います。
▶剛さんはトレードマークのチャイナ服。蒸していて暑いな、でも脱げないな、と言いながらピアノの前に座り、香川さんはいつもきちんと分けているヘヤースタイルですが昨夜はトニックを忘れたとかで洗いざらしのサラサラスタイルで、大隅さんはいつもものようにウォウォと声を上げながら、元気いっぱいのドラムを叩いてのステージ。剛さんは前もって演奏曲を決めないで、その場の雰囲気で剛さんの多くの引き出しの中からイントロを弾きはじめ、それに合わせてべースとドラムがつけて行くスタイルで、どんな曲が出てくるのかわかりません。長年のファンの方には、それも「山本ワールド」の魅力のひとつなのかもしれません。
▶1st.stage…♪Ms Blues、♪Bésame Mucho〜♪Misty、♪ On Green Dolphin Street、♪You Don’t Know What Love Is、♪Milestone、♪YAMA Blues。
▶2nd.stage…♪Billy Boy、♪Loving Touch、♪Autumn Leaves、♪I Get Along Without You Verry Well。ここで聴きにいらしていた国立音大在学中のピアニスト鈴木瑶子さんを呼出して剛さんに替わって♪Just Friends を演奏(彼女は小曽根さんの生徒さんで、将来を感じさせる実力。来春1月18日当店でデビュー出演します、ぜひ応援しに来てください)。レギュラーメンバーに戻ってスウィングする♪Caravan、恒例の♪砂漠に陽が落ちて♪旦那飲ましてちょうダイナ、アンコールは綺麗に♪家路。客席にはたまたま香港からいらした方がいて、この方も剛ファンになられたようでした。
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