デイリーレポート

ジャズファンの底辺の広がりを感じた若者たちで満席に近い店内

▶昨夜はデュオステージでしたが、ご予約者でお店はほぼ満席に埋まりました。馬場智章(ts) さんと渡辺翔太(pf) さんお二人も、多くのお客さまに驚いておられました。お客さまは、馬場さんが音楽を担当されたアニメ映画｢BLUE GIANT｣のアニメファンの方が大半で、馬場さんも気になったのかMCで「ジャズを聴いていますか？」と話しかけたほど。「ジャズクラブ」初体験の方が1/5とほとんどでした。
▶演奏曲はほとんどがスタンダード曲でしたが、皆さん静かに熱心に聴いておられました。外国からアニメ文化のいわば聖地、日本を訪れるインバウンド客も多いと報道されていますが、アニメの影響の凄さを肌で感じる店内でした。終演後にギャラをお支払いすると、こんなにですか？とびっくりされているので、お客さまが沢山入ったので大丈夫ですよ、と言うと大層お喜びでした。馬場智章さんの綺麗なテナーの音色が聴かれる次回は、9/1(金)に決まりました。
▶今の若い方をジャズファンに呼び込む戦略は、アニメがキーワードかも知れませんね。中堅ベテランジャズ・ミュージシャンも、ぜひ視野を広げていただきたいと思いました。
▶1st.set…渡辺翔太作♪Aruku (歩く)、馬場智章作♪Chaos、馬場智章作♪Lights In Black。オリジナル曲はここまで。チック・コリアの♪Tones For Jones Bones。
テナー奏者ウォルター・スミスの♪Singularis。
▶2nd.set…ピアニスト マルグリュー・ミラー♪Soul Leo、ベニー・ゴルソン♪Stablemates、セロニアス・モンク♪Reflections、ドラマー ヴィクター・ルイスの♪Hey It’s Me You Are Talking To、アンコール曲はジョン・コルトレーン♪Take The Coltrane でした。