デイリーレポート
音楽的で上品で美しいテナーが良く歌う説得力あるジャズサウンド
▶三連休の中日の日曜の夜は《碓井雅史 Tokyo Trio》カナダから里帰り中の 碓井雅史(ts) さんと彼が選んだ 菊池太光(pf) 楠井五月(b) さんのトリオで、サイドの二人も一緒に演奏できることを楽しみにされています。この二人に乗って、碓井さんの美しいテナーサックスが良く歌うステージ。
▶私はブログで時々書くので多分皆さんご存じと思いますが、テナーの音が大好きです。でも、アルト同様この楽器は吹き手によってかなり音色が違います。彼の音色は気品があって静かな説得力があります。クラシックの確かな基本があるからあのような音色が出せるのかも知れません。あるいはNYでなくカナダで活躍されているからなのかもしれません。当店に出ている根っからジャズの音がするレイモンド(マクモーリン)さんとも違います。鈴木央紹さん岡崎正典さんの音色に近いでしょうか。太光さんの丸く優しいタッチのピアノとも、相性抜群です。
▶客席には江澤茜(as)さんが楽器持参で聴きにいらしていて、碓井さんが呼び出して1曲シットイン参加されました。北海道の帯広からグループで上京してくださったお客さまもいらっしゃいました。前回の里帰り時に、帰国する前に帯広で碓井さんを聴かれたそうでファンになられたようです。東京はこの暑さですが、出られた時の帯広は24℃だったそうで、涼しくて良いですねというと、冬は零下20℃以上がザラですよと。それもまた大変ですね。夏が暑いと冬はとても寒くなる、といわれますから、今年の冬は大変になるかも、ってまだ先の話ですね。碓井さんの帰国まで、もうしばらくだそうで、帰国される前にもう一度聴かれるかしら…。
▶1st.set…スタンダード曲エドワード・レディング♪The End of Love Affair、楠井五月作♪Spring Has Sprung With A Little Melanchol、C.パーカー♪Confirmation、G.ガーシュイン♪I’ve Got A Crush On You、碓井雅史作♪Toe-To-Toe、ミュージカル曲♪Almost Like Being In Love、ギタリスト ルイス・ボンファ♪Black Orpheus (黒いオルフェ)。
▶2nd.set…碓井雅史作♪Midnight In Montreal、碓井雅史作♪Menuet、碓井雅史作。江澤茜(as)さんがシットイン参加でミュージカル曲♪Just Friends。アーサー・シュワルツ♪Alone Together、D.エリントン♪Warm Valley、ミュージカル曲ナシオ・ハーブ・ブラウン♪You Stepped Out A Dream、アンコール曲は古いポップスナンバー♪Fools Ruskin でした。
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