デイリーレポート

言葉では表現できないトランペットの素晴らしい音色に引き込まれ幸せな時を過ごした【B&S Special】

▶11月最終土曜は【BODY&SOUL Special】で、NYから帰国中のレジェンド トランパッター大野俊三さん。彼の選んだメンバーは 野力奏一(pf) 古木佳祐(b) 小田桐和寛(ds) さんのトリオ。野力さん小田桐さんはNYで、古木さんは台湾ツアーに参加するなど大野さんとは共演されています。
▶大野さんのトランペットの音色は、何とも言えない美しい音色で、とにかく言葉では伝えられない素晴らしい音色です。彼の人生観を反映しているのかも知れませんね。共演者もその音色を大切にして、サポートされていました。演奏曲は全曲がオリジナル曲で、いずれも流れが良く説得力のある良い曲ばかり。引き込まれて行くような感じでした。彼は確か22~3歳でNYに渡り渡って、以来50年以上活躍されていて、日本より米国での知名度が高いミュージシャンです。
▶最近の米国の状況に、トランプ政権はどうしようもない、と話されていました。今日からツアーです。お近くの方、ぜひ聴きになってください。きっとファンになられますよ。古くからのファンである私も、昨夜は幸せな気持ちになりました。以下演奏曲は ♪Sea Breeze ♪April Moon ♪Dreamers が2013年リリースのアルバム ｢All in One｣ 収録曲です。こちらも聴いてみてください。
▶1st.set…
バラード♪Sea Breeze (海風)…トランペットが伸びやかに歌いました／♪April Moon…春の月をテーマにした詩情あふれる曲で静かな余白が美しい曲／♪Lea’s Run…｢Lea｣ は俊三さんの娘さんの名前で軽快に走り出すようなリズム感が心地いい曲。
▶2nd.set…
♪First Step…タイトル通り最初の一歩を象徴する力強い曲で人生の新しいスタートを踏み出す心情を音で描いたような曲調／♪Field of Gold (黄金色の原野)…美しいメロディラインのノスタルジックな雰囲気は大野さんのセンスの良さを感じました／♪Musashi (武蔵)…日本人としてのルーツを反映した武士の精神性や緊張感を含むドラマティックな展開が特徴／夢を追う人々への賛歌♪Dreamers…大野さん自身の人生観が表現された曲で終演でした。