デイリーレポート

4日間のアルトの「競演」その最後の夜を粋なドラミングとともに堪能
7/23(水)は《スペシャルNewクァルテット》メンバー 村上寛(ds) 石崎忍(as) 石田衛(pf) 楠井五月(b) さん
▶昨夜は大先輩ドラマー村上さんをリスペクトする四人が組んだ《スペシャルNewクァルテット》選曲はこのクァルテットで演奏したい曲を持ち寄っての演奏です。特に意識してブックした訳ではないですが、アルトサックスがフロントのステージが4日間続きました。忍さんのアルトの音色もとても美しく気持ち良くて私は大好きです。昨夜の選曲もとても良く、村上さんのドラミングがとても粋で心が和みました。
▶アルトサックスという楽器は、吹き手によって個性がよく出ます。ピアノで言うタッチでしょうか。今の若い方は、自分が好きで選んだ楽器を良く理解し練習も積んでいて、その違いが素直に出ます。今回は4日間の「競演」でしたが、今度 一堂に会しての競演ステージをやってみたい、と思いながら聴かせていただきました。
▶1st.set…ドラマー エルヴィン・ジョーンズのレパートリーから♪M.E.。マイルス・バンドの時のベーシスト ロン・カーター♪81。スタンダード曲ハリー・ウォーレンのバラード♪You’re My Everything。テナー奏者ウェイン・ショーター♪Miyako…お嬢さんの名前です。ピアニスト ホレス・シルバー♪Nutville…「クレイジーな世界」 的な意味のファンキーな曲。
▶2nd.set…テナー奏者チャールス・ロイドの出世作♪Forest Flower。トランペッター ドナルド・バード♪Fly Little Bird Fly。エリントンナンバー ビリー・ストレイホーンの♪A Flower Is A Lovesome Thing。バラード元はハリー・ウォーレンの映画音楽♪Summer Night。アンコール曲はジョー・ザヴィヌル♪Mercy, Mercy, Mercy…キャノンボール・アダレイで’67年ころ大ヒットした曲で当時のディスコで踊ったグラインドダンスを思い出してつい腰が浮いてしまう私でした。

















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