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デイリーレポート

豊かな声量でトラディッショナル・ソングなどバラエティ豊かな素晴らしいヴォーカル

豊かな声量でトラディッショナル・ソングなどバラエティ豊かな素晴らしいヴォーカル

Kyoko

2025年07月10日 木曜日

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7/9(水)は AYUKO(vo) さんのヴォーカルステージ 渡辺翔太(pf) 古木佳祐(b) 松原慶史(g) 塚田陽太(ds) さんとのコラボ

▶昨夜は AYUKO さんのヴォーカルステージ。低音から高音までよく透る声で、で英語の発音もとても綺麗で聴きやすく、温かい人柄を感じました。リンゴ追分のアレンジもとても良かったです。この曲は多くのシンガーが歌いますが、♪からたちの花 は初めて聴きました。私はうろ覚えでしたが、改めて良い曲だと思いました。この当時の日本の曲は、詩が美しいですね。ジーンと来たのはきっと歳のせいですね。次回、素晴らしい歌声が聴かれるのは、暮れの12/3(水)です。今から楽しみです。
演奏曲は
▶1st.set…ミュージカル 「Lady in the Dark」 よりクルト・ヴァエイルの♪My Ship。ビートルズ P.マッカートニーの♪Blackbird。ローモンド湖を歌ったスコットランド民謡♪Loch Lomond…ロッホは現地ゲール語で湖。G.ガーシュインのミュージカル曲♪How Long Has This Been Going On。開拓時代のアメリカ民謡♪Shenandoah。美空ひばりのヒット曲♪りんご追分。
▶2nd.set…ブラジルのジョアン・ドナートのサンバ感覚のボサノバ曲♪Cai Dentro。T.モンクの唯一のワルツ曲♪Ugly Beauty。お馴染みリチャード・ロジャースのミュージカル 「The Sound of Music」 より♪My Favorite Things。山田耕作&北原白秋の♪からたちの花。イングランド民謡♪Green Sleeves。アンコール曲は古い讃美歌ゴスペルソング♪His Eye Is On The Sparrow でした。
===以下は倉田さんの臨場感溢れる facebook 投稿です、転載させていただきます===
▶ジャズヴォーカリスト AYUKO さんが STANDARDS と TRADITIONALS を歌うリーダーライブ。本年4月の初出演に続き二回目のステージ。共演は渡辺翔太さん(pf) 松原慶史さん(g) 古木佳祐さん(wb, eb) 塚田陽太さん(ds)。
▶メンバーがステージに登場し、観客が大きな拍手で迎えます。松原さんのギターの夏らしいサウンドで演奏が始まり、AYUKO さんが爽やかな歌声を響かせます。デュオでゆったりと歌っていきトリオが続きます。渡辺さんの静かなピアノ、古木さんのつぶつぶとしたベース、塚田さんがブラシを回す涼やかな音が響く中、AYUKO さんがしっとりと鮮やかな歌声で歌っていきます。渡辺さんがくっきりとした音色で軽やかにピアノソロを弾き、AYUKO さんが明るい響きで歌い、松原さんのギターが優しく寄り添います。
▶AYUKO さんがご挨拶とメンバー紹介をされました。古木さんのアレンジによる♪Blackbird、♪Loch Lomondと続きます。♪Blackbirdでは、AYUKO さんが高く伸びやかなスキャットを響かせ、松原さんがギターで不思議な音色を奏で、塚田さんがロッドブラシからスティックに持ち替え、繊細にかつ豪快なドラムサウンドで演出します。
▶スコットランド民謡♪Loch Lomondでは、渡辺さんの綺麗な川の流れのようなピアノ、古木さんの原生林にいるような自然を感じるベース、塚田さんの神秘的なシンバル、松原さんの幻想的なギターとともに、AYUKO さんが両手を大きく広げ表情豊かに歌っていきます。
▶♪How Long Has This Been Going On? からは、古木さんは曲によってエレキベースを弾き、♪Shenandoah では渡辺さんがキーボードの演奏を披露されました。アメリカ民謡♪Shenandoah も神秘性を感じる曲で、松原さんが幻想的なギターの音色を残響長く響かせ、塚田さんがバチでドラムとシンバルを叩いて、AYUKO さんのダイナミックなスキャットを盛り上げます。
▶♪りんご追分では、AYUKO さんが豪快な歌唱を魅せ、渡辺さんが繊細かつパワフルに弾く独特のピアノソロに続き、古木さんのベースソロになります。低い音で一音の響きを強く弾き、速度を上げ、力感豊かに弦を押さえ、歌うような演奏になっていきます。松原さんが刺激的なギターソロを弾き、塚田さんが豪快なドラムサウンドを放ちます。AYUKO さんの華やかな日本の歌で1st.セットを締めくくります。
▶2nd.セットが始まるとバラエティーに富んだセットリストで、演奏が加速していきます。ブラジル楽曲♪Cai Dentro は AYUKO さんのスキャットで始まり、明るく楽しい雰囲気で超高速のギターソロ、刺激的なピアノソロ、豪快なドラムソロと続き、演奏が終わると AYUKOさんは 「もう一度やりたい!!」 と話し観客を笑わせます。
▶♪Ugly Beauty では、AYUKO さんは渡辺さんのピアノとのデュオで色彩鮮やかに歌いしっとり歌っていくと、松原さんがスタンドマイクでコーラスを披露します。女性のヴォーカリストのような高くクリアな歌声に観客が驚きます。塚田さんがロッドブラシでそっとシンバルに触れ、古木さんがエレキベースで淡々とリズムを刻みます。渡辺さんの粒立ちの良い音色のピアノソロでは、華やかになっていく演奏に合わせ塚田さんが呼応して大きく演出します。
▶AYUKO さんの柔らかい歌声がすっと入り、伸びやかに歌い透き通る歌声になって、ゆったりと歌っていきます。塚田さんは右手にロッドブラシ、左手に金属製のブラシを持ち、多重の柔らかいサウンドを創ります。再び松原さんが美しいコーラスを重ねます。
▶怒涛のように圧巻の演奏が続きます。♪My Favorite Things では、ポツリとしたウッドベースの音に、AYUKO さんの不思議な声でのスキャットが続き、渡辺さんのピアノが始まると AYUKO さんがテーマを歌っていきます。くっきりとした音で弾くベースソロ、綺麗な音を響かせパワフルに弾いていくピアノソロに続き、AYUKO さんが豪快な歌唱を披露します。観客一人ひとりに強い視線を向け、歌声で観客を打ち抜くような迫力で歌っていきます。歌声が尋常ではないほど生気に溢れ、その圧倒的な歌唱力にバンドメンバーが大きく反応します。ヴォーカリストの才能にバンドメンバーが惚れ、演奏が幾重にもパワーを増していくという一曲になりました。
▶お母様が歌っていた曲という♪からたちの花では、一転して日本の歌をしみじみと情感豊かに歌い、密やかな優しい歌声を響かせます。渡辺さんのピアノが力強く寄り添います。さらに♪Green Sleeves では、伸びやかな歌声でなにか大きなものに向かうように歌い、両手を広げ観客に力強い視線を向けて歌っていきます。高速でダイナミックな松原さんのギターソロ、軽快に弾き、強い力感を放ちながら刺激的に弾いていくピアノソロに続き、歌い始めたAYUKOさんは物凄い迫力で、観客に歌詞を届けます。ドラマティックな歌唱で、観客に強く訴えかけるように歌っていきました。
▶会場いっぱいに満ちる大きな拍手が、すぐにアンコールを求める手拍子に変わります。AYUKO さんは 「今日初めて歌う曲を歌います」 と話します。時々、勇気をなくしてしまったり、誰からも愛されていないような気持になったり、すべてをやめたいと思うときがある。そんな時にも神様が必ず私を見ていて、味方になってくれる、という曲です、と話して♪His Eye Is On The Sparrow の演奏が始まります。
▶渡辺さんが静かで力強いイントロを弾き、AYUKO さんが厚みのある声で歌い始め、ピアノとデュオで歌っていきます。渡辺さんの粋なタッチのピアノに乗って、豪快な歌唱を魅せます。天を見上げ高らかに、もの凄い声量で歌っていきます。自身の想いを観客に強く訴えかけるように感動的な歌詞を歌い、その歌声、豊かな表情、身振り手振りを交えた、全人格をぶつけるような歌唱のあまりの迫力に感動して、思わず涙が溢れそうになります。
▶さらに、会場に来られていたジャズヴォーカリストの Hana Ardie さんがシットインされ、AYUKO さんと交互に歌っていきます。Hana さんも素晴らしい歌声と歌唱力で、お二人でのパフォーマンスは圧巻でした。Hana さんは、BODY&SOUL で行われている東日本大震災のチャリティーコンサートにも出演されており、近い将来の BODY でのリーダーライブが楽しみです。
▶一曲一曲聴かせていただいて、この曲の演奏が今日のNo.1!! と思いながら、それを上回る演奏が次々と続き、ついに圧巻の♪His Eye Is On The Sparrow に至り、素晴らしいパフォーマンスに心から感動させられました。
▶AYUKO さんは、声量の豊かな伸びやかな歌声で、圧倒的な歌唱力と感じていましたが、今日感動させられたのはそうした素晴らしいパフォーマンスに加えて、観客に訴えかける力の凄まじいエネルギーと気迫であったと思います。そして、渡辺さん、松原さん、古木さん、塚田さんからなるバンドメンバーが素晴らしく、その皆さんが、AYUKO さんの歌声と気迫との化学反応で、最高のパフォーマンスを見せて下さったことが強く心に残りました。
▶人気の高いメンバーの皆さんの予定を合わせるのはたいへんそうですが、なんとか今年中に再演をして下さるように願っています。素晴らしい演奏を聴かせて下さり、ありがとうございました!!

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