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デイリーレポート

久しぶりに満席になった店内に響いた透明感のある美しいピアノ

久しぶりに満席になった店内に響いた透明感のある美しいピアノ

Kyoko

2025年04月18日 金曜日

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【BODY&SOUL Special】《ラーシュ・ヤンソン トリオ》ラーシュ・ヤンソン(pf) トーマス・フォネスベック(b) ポール・スヴァンベリー(ds) さんfrom スウェーデン

▶昨夜は久しぶりの【BODY&SOUL Special】でスウェーデンからの《ラーシュ・ヤンソン トリオ》メンバーはラーシュ・ヤンソン(pf) トーマス・フォネスベック(b) ポール・スヴァンベリー(ds) さん。
◉ラーシュさんとは当店が六本木にあったころ、現在はスウェーデンに移住されているベーシストの森泰人さんが、北欧のジャズメンを招請し 「スカンジナビア・コネクション」 として公演されていた頃からのお付き合い。その後、南青山時代から渋谷新店まで、何度も来日出演されていて、前回は2年前でした。
▶ラーシュさんはもう少しお歳だと思っていましたが、私より7歳も下で、とてもお元気でした。相変わらす透明感のある綺麗なピアノで、楽しいトークを交えながらの素晴らしいステージ。満席のお客さまが皆さま熱心にお聴きになっていて、店内はとても良い雰囲気でした。孫のレイくんが大学生になり、時々当店でアルバイトするようになり、昨夜も出勤して働いていました。音楽は色々やっていますがジャズにはあまり興味がないのですが、昨夜のラーシュさんの綺麗なピアノの音色には大変感動していました。3歳からピアノ塾に通ったりしていますから、ピアノの良さは分かるのでしょうね。
▶昨夜もこの欄ではお馴染みの K さんがいらしていて、私は満席の店内で忙しく、またステージレポートをお願いしてしまいました。セット感の休憩もあまり取らずに演奏されていた演奏曲を、映像が目に浮かぶようなレポートで、私もゆっくり読ませていただきました。お楽しみ下さい。
=====以下K さんの投稿から転載です======
▶ラーシュさんは、BODY&SOUL 六本木店、南青山店、そして渋谷新店での演奏まで30年以上にわたるご縁だそうです。渋谷新店へのご出演は、2023年5月にスウェーデン独立500周年を祝う音楽イベントの一環として開催されたライブ以来になります。メンバーは前回と同じで、ラーシュ・ヤンソンさん(pf)、トーマス・フォネスベックさん(b)、ポール・スヴァンベリーさん(ds)で、さんはラーシュさんの御子息だそうです。
▶予約は事前に締め切られ、超満席ですごい熱気です。京子ママが「お待たせ致しました。それでは始めますので、大きな拍手でお迎え下さい」と開演を告げると歓声と拍手が響く中、メンバーがステージへ登場します。メンバーが所定の位置に付き、観客が緊張感をもって静かに演奏の始まりを待っていると、ラーシュさんはスマートフォンを手に取り「まずEメールをチェックしなければ」と言い、観客を爆笑させます。軽く音合わせをしてピアノを弾き始めました。
▶穏やかで、柔らかな優しい音色です。聴き手の心に染み入るようなピアノの音色が響き、その美しいメロディーに、観客が「ああ、ヤンソンさんの演奏だ」と感じて、会場がしんと静まりかえります。ラーシュさんのご子息のポールさんが、ブラシでシンバル、ドラムに触れ、トーマスさんが温かい音色でベースを弾きます。
▶ラーシュさんは、少し強いタッチになり、ピアノソロで速度を増していき、少し呟くようにして、力強く弾き進みます。トーマスさんは、左手は瞬間的に弦を押さえて移動し、右手は強く弦を押すようにして、強靭な両腕でベースソロを弾いていきます。アンサンブルになり、ラーシュさんはしなやかで、生き生きとした響きで弾いていきますが、時折、力強い音色も聴こえます。演奏が走り始めると、ポールさんがブラシでドラム、シンバルを叩く音も大きくなっていきました。トリオで心地良い♪Just Thisを、軽快に演奏していきました。
▶ラーシュさんは時折マイクを取り、演奏曲や、メンバーについてのエピソードを、面白おかしく話していきます。両手を上げて「ウォー」と叫んだり、ソロパートが終わると「ああ疲れた」と言うように両手をぶらぶらさせたりして、観客を沸かせます。トーマスさんやポールさんと笑顔を交わしながら演奏し、会場を温かい雰囲気で包みます。繊細に演奏することもあれば、トリオで凄い疾走感、グルーヴ感を放つような大迫力の演奏もあります。
▶その中でもラーシュさんの代表曲の演奏では、観客が強く反応して、歓喜します。悪戯っぽく、指揮者のように腕を振り、♪Hopeの演奏を始めると、待ってましたとばかりに、大きな拍手が起こります。心地良いメロディーを弾いていき、この曲の演奏では静かな表情で演奏している、と感じていると、軽快に速度を上げて、笑顔になって歌うようにして弾いていきます。最後はちょっとフェイント気味に、茶目っ気たっぷりに演奏を結びました。
▶最後の曲♪Hilda Smilesは、お孫さんの Hilda ちゃんの曲で、ラーシュさんらしい愛情にあふれた優しい曲になりました。演奏が終わると、三人で前に並びご挨拶をされますが、大きな拍手がすぐにアンコールを求める手拍子に変わります。BODY&SOULの会場いっぱいに、観客の手拍子が鳴り響き、ラーシュさんは退場しかけますがすぐにステージに戻ります。
▶ラーシュさんは、静かにピアノを弾き始めます。鍵盤に目を落とし、静かな表情で弾いていき、顔を上げ、観客に「ほら、皆が好きなあの曲だよ」と言うように笑顔を向け、♪More Human のテーマを弾き始めるのでした。満席の観客が嬉しさのあまり歓声を上げ拍手をおくりますが、すぐにこの美しい曲の演奏に聴き入ります。ポールさんがブラシで涼やかな音を創り、トーマスさんがベースで優しい音を弾いて、寄り添うように演奏していきます。最後に再びテーマを弾くときには、温かい笑顔を観客に向けるラーシュさんでした。
▶優しく心に染みる曲、意外なほど激しい演奏もあり、ユーモアに富んだMCトークや観客との楽しいやり取りで、あっという間に時間が過ぎました。終演後はアルバムや自作のピアノの教本にサインをしたり、記念撮影に応えたり、観客と交流されていました。またぜひBODY&SOULでライブを開催して、幸せな音楽を聴かせてほしいと願っています。

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