デイリーレポート
音色が綺麗でスピード感もあって素晴らしい師弟メンバーのステージ
▶10月最初の土曜の夜は《佐藤潤一リーダークァルテット》佐藤さんの人選メンバーで、佐藤潤一(b) 池田篤(as) 武本和大(pf) 小田桐和寛(ds)さん。この4人は皆さん国立音大OBで、しかも篤さんは現在国立音大の先生です。生徒さんのリーダーユニットに、先生が呼ばれて一緒に演奏するのはジャズの世界だからこそですね。メンバーはお互いに楽しんで演奏されていました。篤さんのアルトは本当に美しい、といつも思いますが、皆さん楽器の音色が綺麗でスピード感があって、素晴らしいライブになりました。
▶「Cherokee」の演奏では、ちょっと心配になるほどとてつもない速さで出ましたが、そこは皆さんトップクラスの実力者です。しっかりまとめられました。演奏曲もスタンダード曲の中にオリジナル曲を適度に入れて演奏されたのも良かったですね。
▶佐藤さんと武本さんは、当店出演者の中でも一二を争う汗かきで、演奏中に汗が眼に入らないか私は心配するほど。新陳代謝がいいのは健康の証ですかね。演奏メンバーの皆が、ジャズをとても愛しているのを感じさせる土曜の夜でした。
▶1st.set…T.モンク♪Four in One。佐藤潤一作♪ASD (アサヒ・スーパー・ドライ)。佐藤作♪Red Brown…潤一さんの飼い猫の曲です。W.ショーター♪Yes or No。
▶2nd.set…武本和大作♪A Place。J.コルトレーン♪Equinox (春分/秋分)。リチャード・ロジャース♪It’s Easy To Remember…R.ロジャースは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「サウンド・オブ・ミュージック」「ドレミの歌」など多くの代表曲があるミュージカル作家です。スタンダード曲レイ・ノーブルの♪Cherokee。アンコール曲はT.モンクの♪Blue Monk でした。
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