デイリーレポート
気持ちのいいアルトの音色が心に染み入り幸せを感じた昼下がり
▶9月最後の日曜は《池田篤「Our Stories」発売記念ライブ》のデイタイムライブ。その録音メンバー 池田篤(as) 熊谷泰昌(pf) 池尻洋史(b) 濱田省吾(ds) さん。篤さんはすっかり元気になり、国立音大で小曽根さんの跡を継いで後進の育成と、ライブ活動も精力的に行っておられます。
▶演奏は、ほとんどがアルバム収録曲で、篤さんの集大成のような「組曲」を2セットに分けて演奏。出だしから気持ちの良いアルトサックスの音色が店内を包み、私には幸せな時間を過ごせた昼下がりでした。お客さまも集中してお聴きになっておられました。俳人であるお母様の影響か、篤さんはとても礼儀正しく心優しい方です。演奏曲には、そんな彼の本質がよく表現されていました。スタンダード曲「Nearness of You」 のアレンジに、私は涙がこぼれそうになりました。歳のせいか涙腺が弱くなっているようです。
▶このところ、休みの日にはなるべく昼にライブステージを行うように設定していますが、お年を召したお客さまには好評のようです。私としても、久しぶりにいらした方の元気なお姿を拝見すると、嬉しくなります。昼下がりのライブジャズもいいものですよ。以下曲名コメントは篤さんのメモです。
▶1st.set…♪20240815…サックス奏者ジャッキー・マクリーンをイメージして先月書いた新曲。アルバム収録曲♪Long Drive of the Blues…元々は12小節ではないブルースの手本 として作曲。♪Looking for Bird…Bind はチャーリー・パーカーのこと。90年代の渡米中を思い出して作曲。♪サピエンス組曲♪The Time For Praying、♪Festival Dance。
▶2nd.set…サピエンス組曲の続き♪ ♪Out of Africa、♪No Man’s Land。美しいホーギー・カーマイケルのスタンダード曲篤アレンジ♪Nearness of You。♪My Brothers…このメンバーに捧げた曲。♪The End of Summer’s a Bit Sad…今年の夏の暑さは本当に大変でしたがやっぱり夏の終わりはちょっと淋しい気持ちになりつい最近作った曲です。アンコール曲は世界の平和を願って♪For A Little Peace でした。
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