デイリーレポート
優しく綺麗な音色のギタートリオサウンドの真髄を堪能
▶長いことNY在住で活躍され、その後帰国して結成したこのトリオはもう14年ほどになります。NY時代の井上さんは、六本木時代にお店によく来られ私の大好きだったジム・ホールさんのお弟子さんでした。帰国当時、横山さんは少年の面影がありました。増原さんは、手の調子が良くなくて長いこと治療されていますが、プレイ自体はどこが悪いのか分からないしっかりしたリズムを刻みます。
▶井上さんはギタリストとしては今日本ではトップクラスで、後進の指導にも活躍されています。昨夜も台湾からいらしたお客さまが、終演後井上さんに話しかけてギターのことを色々と聞いておられました。次回は6/26(水)、ピアノに武本和大さんベースに中村健吾さんが参加して、スリルとスピード感のあるクァルテットになります。特にギターファン、乞うご期待!! 以下、演奏曲のコメントは井上さんです。
▶1st.set…C.パーカーの名演で有名♪Star Eyes、D.エリントンのスウィング曲♪Cotton Tail、ジム・ホール作のワルツ♪Waltz New、エリントンの♪Sunset and The Mockingbird、コルトレーンやシナトラで有名な♪All or Nothing At All、S.ロリンズのカリプソ曲(カリブ海の音楽のスタイルのひとつ)♪Everywhere Calypso。
▶2nd.set…ベニー・ゴルソン♪Whisper Not、ジェローム・カーン♪The Way You Look Tonight、ジミー・マクビュー♪I’m Mood For Love、A.Cジョビンのボサノバ曲♪Once I Loved、B.ストレイホーンの名曲♪Chelsea Bridge…私の好きな曲です。井上智オリジナル♪Monk The Things、アンコール曲はベーシスト ポール・チェンバースのブルース♪Whims of Chambers でした。
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