デイリーレポート
綺麗なアルトの音色を堪能した「渋ハロ」本番の夜
▶10月の最終日「渋ハロ」本番だった昨夜《BSスペシャルNewクァルテット》大ベテランドラマー 村上さんをフィーチャして特別に組んだユニットで、村上寛(ds) 石崎忍(as) 菊池太光(pf) 楠井五月(b) さんです。昨夜は「渋谷には来ないで」という事前のアナウンスと、厳重な警戒態勢が効いたようで例年のような大騒ぎはなく、平穏無事なハロウィンでした。でも当店だけでなく、お隣の能登料理のお店ではお客さまのご来店がゼロで開店休業状態。オーナーも怒り心頭で当店の様子を見に来られました。
▶このユニットの大ファンで、毎回岡山から上京してくださる方も、クルマで来られたとか。当店でも、原宿駅から来てくださるようお願いしていたのですが、やはり店内は寂しく、飲食店関係は軒並みとんだトバッチリを受けた今年のハロウィンでした。終演後は、岡山からの常連さんとメンバーと一緒にささやかな打ち上げをして盛り上がりました。ありがとうございました。
▶共演メンバーが村上さんをリスペクトしていることがよく分かるステージで、ドラムソロになると皆がニコニコしながら村上さんに注目。綺麗な石崎さんのアルトの音色が店内を満たしました。コロコロと丸いタッチの太光ピアノ、よくスウィングする五月ベース…このユニットのステージは本当に気持ちよく、ハロウィンの夜をいいジャズで過ごせました。さ、いよいよ11月!! 頑張らなくっちゃ。
▶1st.set… ベーシスト サム・ジョーンズの♪Blues for Amos、ベニー・ゴルソン♪Along Came Betty、ヴァーノン・デューク♪Autumn in New York、石崎忍作♪D.T.C.…「土壇場でキャンセル」の略、クルト・ヴェイル♪This Is New。
▶2nd.set…ベーシスト ロン・カーターの♪81、ジューリー・スタイン♪Just in Time、トランペッター サド・ジョーンズ♪A Child Is Born、ピアニスト カーラ・ブレイ♪Lawns、フィラデルフィアのソウルグループ「The Spinners」のナンバーから♪I’m Coming Home、アンコール曲はアルトが心に染み入る♪Body And Soul でした。
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