デイリーレポート
センスのいい選曲とアレンジとユーモアもウンチクもあるMCと…粋なジャズ!!
▶7月最初の週明けは《パーク・アベニューセクステット》岡崎正典(ts) 駒野逸美(tb) 山岡潤(euph) さんのお馴染みの中低域管楽器三管フロントに、野本晴美(pf) 大塚義将(b) 高橋徹(ds) さんのピアノトリオ。当店でしか聴けない編成のセクステットです。正典さんがリーダーで毎回新曲をアレンジして聴かせてくれる、進化するセクステットです。正典さんの選曲のセンスもアレンジのセンスも、私は大好きです。このバンド用にアレンジされたミンガスの「直立猿人」がカッコいいアレンジで、私は好きになりました。
▶しかも昨夜のMCでは、サックスという楽器を発明した人はベルギーのアドルフ・サックスという人で、ユーホニアムも彼が発明したと。正典さんのMCは、ユーモアもウンチクもあり、いつも私はそれも楽しみです。正典さんは普段は無口ですが、ユーモアセンスのある素敵な人ですよ。シャイなのでぜひ話しかけてみてください。こんなにいいジャズなのに、ファンが増えないのは不思議です。
▶1st.set…D.エリントン♪Take the A-Train…スローテンポのこの曲も粋でいいですね。ベーシスト オスカー・ペティフォードの♪Tricotism、テナー奏者ジョー・ヘンダーソンの♪Black Narcissus (黒水仙)、ユーホニアムをフィーチャーして正典作♪Song of June…山岡潤さんに捧げた曲でとても優しさを感じる曲でした。D.ガレスピーオーケストラ「Gillespiana」より♪Toccata。
▶2nd.set…リチャード・ロジャース♪I Didn’t Know What Time It Was (時さえ忘れて)、トロンボーンをフィチャーする斬新なアレンジで♪Up Jumped Spring、ベースをフィーチャーしてC.ミンガスの♪Pithecanthropus Erectus (直立猿人)、リチャード・ロジャース♪My Funny Valentine、W.ショーター♪Yes or No、アンコール曲は♪Do-Re-Mi でした。
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