デイリーレポート
色んな意味で寂しいお酒の出せないジャズクラブ…
▶例年よりずいぶん早いそうですが、そろそろ梅雨だとか…。こんな時期で雨の中お客さまがいらしてくださるか心配していたところ、古くからの常連さんで今年初めてご来店くださる方から数人でいらっしゃるとメール連絡をいただき、急いでお店に出ました。ステージは、松島啓之(tp) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds) さんの《松島啓之クァルテット》。時短営業の早い開店時間なのにすでにいらしていて、久しぶりなのにお酒が出せないことをお詫びすると、昼食が個室だったのでワインを飲んだから気にしなくていいですよ、と。立派な紳士たちがせっかく久しぶりにいらしてジャズを聴きながらジュースではねぇ…やっぱりなんだか盛り上がりに欠けますね。
▶リーダーの松島さんが、自粛中にお嬢さんにスケボーを教えていて、転んで脚の甲を怪我をしたので松葉杖を使用中。演奏は高い椅子に座ってトランペットを吹かれました。今はほとんど痛みはないようで良かったです。演奏曲は、スタンダード曲を追求されていたユニットですが、最近は皆さん作曲をする人が多くなりオリジナル曲も演奏するようになりました。私は松島さんの「Treasure」が好きですが、これはそのお嬢様に捧げた曲です。終演後、ちょうど雨が止んで皆さん合間を縫って帰路につかれました。
▶1st set…松島作♪Just Because、M.デイビス♪Miles Ahead、盲目のジャズピアニスト レニー・トリスターノの♪317 east 52nd Street、今泉正明作♪Childhood Dream、松島作♪Just At The Moment…「折しも…」何があったのかしら。
▶2nd set…♪Vertical Up Draft、松島作♪Treasure、上村作♪Not Much、松島作♪Little Song、トロンボニスト トム・マッキントッシュがD.ガレスピーに提供した曲♪November Afternoon、アンコールはハリー・ハリスの♪Wrap Your Troubles In Dream (苦しみを夢にかくして) でした。
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